尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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コラム

歯医者さんに任せて欲しいこと。患者さんあるある話

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みなさん、こんにちは!
今回は、歯医者が驚く、そこは歯医者さんに任せて欲しい!!と思うことについてお話したいと思います。

なぜこのテーマにしたかというと、、
先日、祖母の前歯が外れたと義母から連絡がありました。とりあえず、失くさないことと、寝る時もつけてると言うので、飲み込んでしまうリスクがあるから、外して保管しておくことを伝えました。
祖母の外れた前歯をみてみると、上の前歯(右犬歯から左犬歯)の6本分の被せ物がなんと真ん中(中切歯)で真っ二つに割れていました。

祖母の口の中に戻してみると、割れてはいますが元には戻ったので、後日歯医者を受診するよう義母に話し、祖母には難儀だけれども、歯医者さんに直してもらおうねと伝えてきました。

ここで、患者さんのあるある話。

この6本の割れた歯について、あなたならどうしますか?

我が家で出た方法は、、

『アロンアルファでくっつける』

これ、患者さんで多いんですよね。
義母も真っ二つに割れたところをアロンアルファでくっつけて、芯につけてギュッとしたらどうかと言いました。
違うケースでは、入れ歯が割れたのを自分で補修してみたが、くっつけたら入らなくなったので、どうにかして欲しいという方もいました。

歯医者さんでもアロンアルファは使いますし、なんとかしなければというお気持ちは、本当に良くわかりますが、外れた、割れた時の対処法でアロンアルファはダメ、絶対!です。
私たちはアロンアルファを使いはしますが、知識や経験、技術があってこそのものです。
そのまま、持参してくださるようお願いいたします。

さて、次に多い患者さんのあるある話。
入れ歯が合わなくなったとのことで、来院されました。
歯医者ではない、何か手を加えられている、、と思い、合わなくなった時ご自身で何か工夫されましたか??と聞くと、

『自分で削った』『バネを自分で曲げた』

これは、ご高齢の紳士の方に割といらっしゃいます。
手先が器用な方が、ご自身でなんとかしようとチャレンジした結果、なぜか余計に合わなくなったり、傷が出来てしまったと。

わかります。日曜大工など、ご自身でずっとされていて、手先も器用ですよね。
ですが、入れ歯は義手、義足と一緒。
専門の知識や技術を持った人が調整を行わないと、作り直しになってしまうこともあります。
入れ歯が合わなくなった時は、迷わず歯医者さんに予約を取りましょう。
ご自身で直すより、短時間で解決します。

次で最後、患者さんのあるある話。
これは無意識にみなさんやってしまうこともありますので、気をつけていただきたい。

傷が出来たり、腫れたりした時に、

『指で触る』

この行為は、より患部を悪化させてしまいます。
指で何回か触って確認したけど、腫れてきたんだよね。
と言われたら、そりゃそうだよね。と返します。
100%返しますよ。
みなさんが思っているほど指はキレイではありません。
普段の生活の中で、たくさんのバイ菌が指にはついています。
それを口の中にいれて、腫れているところを触ってしまうと、バイ菌が入り込み、余計に腫れてしまいます。

例えば、歯を抜いた時。
お家で血が出てきたら、ガーゼを丸めて噛んでください。
とお伝えしますが、正確には、
『手をきれいに洗って、ガーゼを丸めて噛んでください。』です。

手指は口の中に、バイ菌を入れてしまうことが多いです。爪も、口の中に傷をつけてしまうことが多いですね。

お口の中で何かあっても、指で触る、爪で突っつくなどはせず、歯医者さんの予約を取りましょう。
お願いします。

今回は、歯医者さんに任せて欲しいことをお話しました。

①アロンアルファを使わない
②入れ歯を自分で直さない
③指で触らない

この3つをご自身や、ご家族が困った時に、伝え合っていただけると嬉しいです。