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コラム

感染予防には口腔ケア!

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みなさん、こんにちは!
今回は、もういつも流行っている、季節性ってなに?ってくらいのウイルスたちの予防法をお話したいと思います。

今年はインフルエンザ、コロナウイルスなど、いろんな感染症が季節構わず流行りました。
みなさん、マスクや手洗いうがい、手指消毒と、念入りにされていたことと思います。
ですがみなさん、ここに大事なものが抜けています。
それは『ハミガキ』です!

お口の中は細菌でいっぱい

お口の中には、常在菌750菌種1000億個以上の細菌が存在していて、個々のバランスを保っています。
お口の中の細菌の中には、むし歯や歯周病菌の原因になるものも含まれていますが、口腔ケアを適切に行うことによって、悪玉菌を少なくすることで、お口の中の環境を整えておくことが可能です。

お口の中の細菌の役割

免疫が落ちたり、不衛生な状態が続かなければ、悪さをしない細菌。
お口の中の細菌は、腸内の細菌と同じく、外から来た微生物の侵入、定着を防ぎ、お口の中を健康な状態に保ってくれます。

お口の中の細菌バランスが崩れるとどうなる?

お口の中の細菌バランスが崩れると、悪玉菌が増え、むし歯や歯周病菌などが我が物顔でお口に居座り、むし歯や歯周病を発症させていきます。
インフルエンザや他のウイルスは、お口の中が不衛生になり、粘膜の防御機構が壊れていく中で、入り込んでいきます。

お口のバランスを保つには口腔ケア!

お口の中は外敵から守る、粘膜免疫と呼ばれる防御機能があります。その機能を余すことなく使えるよう、日頃からお口のケアをすることが大切です。

口腔ケアで大切なこと

①ハミガキ

なんといってもハミガキです!
うがいでは、歯垢は取り除くことは出来ません。
うがい薬も、歯垢が取れていて、初めて効果を得られます。
例えて言うなら、お風呂にカビが蔓延ってるのに、防カビ剤を使うようなものです。

歯垢を取り除くには、やはりハブラシでしっかり磨くこと。毎食後磨くことも大事ですが、雑になってしまうなら、1日1回、丁寧に磨く時間を設けることが大切です。(特に夕食後や就寝前!!)

ハミガキ粉を大量につけることもダメです。
多くつければ良いというものではなく、やはり適切量を使用することが大切です。
特に、発泡剤が含まれているものを大量につけると、泡立ちだけが多くなって、磨いた気になってしまうので要注意。

使える方は、1本ブラシや、歯間ブラシ、フロスも使用しましょう。
独学でしてしまうと、歯ぐきを傷めてしまうこともありますので、歯科医院でレクチャーしてもらいましょう。

②口の中を乾燥させない

以前のコラムでお話しましたが、お口の中にある唾液は、自然の抗菌薬。
細菌を洗い流したり、防御してくれます。
マスクを着用するようになってから、お口を開けてしまう方が増えています。
マスクが自己判断になったいま、その名残でお口を開けたまま、歩いている方も見受けられます。

お鼻で呼吸をすることを思い出して!!
鼻もウイルスから私たちを守ってくれる防御機能を持っています。
口から呼吸をしてしまうと、お口は乾燥するし、ウイルスも呼びこんでしまいます。
鼻が通っていることが大切。耳鼻科に行ってみるのも良いでしょう!

お口が乾燥しないように、乾燥している空間ではマスクを着用したり、常に緊張していると唾液も減少しますので、リラックスできる時間や空間を作ることも大切です。
唾液腺マッサージや、入浴も良いでしょう。
夜寝るときにお口を開けてしまう場合には、お口に貼るテープも販売されています。
加湿器もいいですね。

まとめ

こうやって補助的なものを書いていますが、やっぱり1番はハミガキだと、お勧めします。
免疫を上げるためにドリンクを飲んだり、風呂に入ったり、加湿器つけたり、いろんなことを私もしています。
ですが、基本はハミガキです。
お金もかからず、自分で出来ること。
こんな良い方法はありません!
正しいハミガキの方法は、歯科医院で学ぶことができます。ぜひ一度いらしてください。