尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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Column

コラム

鏡で自分の歯を見てみよう!!

Beauty/Woman looking in the mirror

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みなさん、こんにちは!
前回は、ホワイトニングについてお話しました。
今回は、ホワイトニングの前にぜひ、検診に来られる前にもぜひ見てほしい、お口のチェック項目について、お話していきたいと思います。

鏡で自分の歯や歯ぐきを見たことありますか?

みなさん、鏡でまじまじとご自身の歯や歯ぐきを見たこと、ありますか?
ハミガキをするとき、洗面台でうがいする方が多いと思いますので、見てるよという方もいらっしゃるんですが、実は、みていない方もたくさんいらっしゃるんです。
でも、見るだけじゃダメ。
きちんと観察をしないと、見たうちに入りません。
ではどこを観察するべきか、解説していきましょう!

お口の中のどこを見る?観察ポイント

①歯

お口を横に『イーッ』と開いてみて、歯を観察してみましょう。
歯はツルツルしていますか?ピカピカでしょうか。
歯垢はついていませんか?白いモヤモヤした汚れは歯垢です。黄色く硬い汚れは歯石です。
タバコやコーヒーで着色はついていませんか?
歯の色と違うものがお口の中にいませんか??

むし歯は出来ていませんか?
(歯が黒くなっていたり、天然歯にフロスを通して引っかかりがある場合、むし歯ができているかもしれません。)

そして、ホワイトニングに興味のある方は、見える範囲に被せ物や詰め物はありますか??
人工的に被せたものや詰めたものは、ホワイトニングの効果を得ることができません。
ホワイトニングをする歯は、第二小臼歯までです。『イーッ』として見えるところまで、とも言えますね。

次に『アー』と大きくお口を開けましょう。
下の歯の噛み合わせがよく見えます。
欠けたところはないか、むし歯は出来ていないか。しっかり観察してみましょう!

②歯ぐき

歯ぐきを観察してみましょう。
といっても、歯ぐきの状態をみるのはとても難しいです。ご自身の歯ぐきが健康な状態かどうか、みなさんわかりますか??
私たちが観察している歯ぐきのポイントを説明していきましょう。

⑴形
健康な歯ぐきは歯と歯の間を埋めるように、きれいな三角形をしています。
腫れていると、歯を隠してしまっていたり、三角形が丸みを持っています。

⑵色
健康な歯ぐきの色はきれいなピンク色です。
歯周病になっていくと、赤みが出始め、進行していくと赤黒くなる方もいらっしゃいます。

⑶出血
ハミガキやフロスをしたとき、また何もしてなくても出血するかどうか。
歯ぐきをゴシゴシ磨いてしまって、痛みのある出血や、フロスを深く通してしまったことによる出血は除きますが、特に痛みもないのに出血するといった症状は要注意です。

お口の中を観察したら…

一度、しっかり時間をとって、道具も揃えて、ハミガキをしてみましょう。
出来たら鏡を見ながら、ハミガキ出来るとより良いハミガキタイムになります。

ここでハミガキのポイントをひとつ。
最近の歯磨き粉は発泡剤(お口の中での泡立ち)が少ないものが主流になってきていますが、お口の中の泡立ちが多いと、磨いた気になってしまったり、すぐにうがいをしたくなったりと、ハミガキの時間が少なくなってしまうことがあります。
歯磨き粉の用量を守って、良いハミガキタイムにしましょう。

もう一度、鏡で自分の歯を見てみましょう

ポイントがわかったら、もう一度観察してみましょう。
ハミガキやフロスで取れる歯垢は取れましたか?
歯はツルツルしてますか?

自分の口の中に慣れてしまうと、歯の色だったり、歯ぐきの色だったり、少しの変化に気づきにくくなります。

変化に気づくのが早ければ早いほど、対応も小さなもので済む可能性が高くなります。
そして、自分の目で見たものを、歯科に伝えることがとても大切だと私は考えています。
先生や歯科衛生士に言われて、『あぁ、そうかも』という治療より、自分から『ここがこうです。』と具体的に言えた方が治療の優先順位も考えられますし、どこを気にされているかのヒントにもなるので良いです。

検診に行く前に、ご自身の歯を鏡で観察してから、歯科医院に行きましょう!