尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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コラム

うがい薬ってどう使う?

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みなさん、こんにちは!
今回は、みなさんのそばにあって、使い方がいまいちわからないもの、『うがい薬』について、お話していきたいと思います。

うがい薬に種類はあるの?

みなさんがドラッグストアに行ったとき、たくさんの種類のうがい薬を目にしたことがあるかと思います。
そして、病院に行ったときに処方としてだされる、うがい薬もありますね。

うがい薬には、口の中の炎症を抑える『消炎』と口やのどの細菌をやっつける『消毒』、その2つの作用があるものの3種類があります。
ご自身で得たい目的に応じて、うがい薬を使い分ける必要がありそうですね。

うがい薬の選び方

・炎症があるとき
→消炎作用があるもの(アズレンなど)
・お口のネバネバ、口の中の細菌を抑えたい
→消毒作用があるもの(イソジンなど)
・のどのいがいが、風邪の予防、両方したい
→消炎、消毒作用が両方あるもの(コルゲンコーワなど)

うがい薬の使い方

①ハミガキ

うがい薬は基本的にハミガキのあと。
みなさんに覚えておいていただきたいのは、うがい薬はハミガキの代用にはならない、ということ。
お口の中の細菌は、ヌメリとなって現れます。
例えて言うなら、排水溝のヌメリ。
水をかけただけでは、取れませんよね。
ブラシでゴシゴシしなければ、きれいにはなりません。

まず、ハミガキをしてお口の中の細菌、食べかすを落としていきます。
舌の上にも舌苔という細菌の塊が繁殖していますので、ブラシで除去していきます。
いずれも、磨きすぎ、擦りすぎには要注意です。

②うがいをする(どちらも15秒以上、数回行います)

・口の中に行き渡らせたいとき(ブクブクうがい)
正しく計量したうがい薬をお口に含んで、ほっぺを交互にブクブク動かして、お口の中全体にうがい薬を行き渡らせ、なんなら歯と歯の間まで、うがい薬を通すつもりでブクブクする。

・のどの奥まで行き渡らせたいとき(ガラガラうがい)
正しく計量したうがい薬をお口に含んで、天井が見えるくらいに上を向いて、のどのうがいを意識して、ガラガラうがいをする。

うがい薬に種類があるように、目的に応じて、ブクブクうがいとガラガラうがいに方法もわかれます。
歯医者でのうがいは、基本的にブクブクうがいですね。

濃い方が効く??薄めるの?

薄すぎると効果が落ちますし、濃すぎてもかえって炎症を起こしてしまうこともあります。
正しく計量して、うがいをしましょう。
私個人的には、薄めたりしなくても使える、ストレートのものをお勧めします。
薄める時点で面倒になりますし、やっぱり濃くしたいと思ってしまう人もいるでしょうし、それならば、最初から正しい規格のものが良いと思います。
(お子さんや高齢者の方が使うときも、危なくないですしね)

お子さんや高齢者の方も使用できる?

うがいができる方なら使用可能です。
ただ、アルコール分が強いものは、お口がピリピリしてしまうこともありますので、ノンアルコールのものを選びましょう。
飲み込んでしまうリスクのある方は、見守りながら行うか、少し下を向いてブクブクして、吐き出すようにしましょう。
少量飲み込んでしまう程度は、健康への被害はないそうですが、コップ1〜2杯の水や牛乳を飲むことを推奨されているところが多いですね。
誤って飲んでしまった場合は、薬によっては危険なこともありますので、お医者さんに相談しましょう。

妊婦さんも使える?

ポピドンヨード(ヨウ素)を主成分とするものは控えましょう。長期間使用は特に。
のどの不調などで使用したい場合は、アズレンが主成分のうがい薬を使用してください。
また、つわりなどですっきりしたいときにも、うがい薬を使用していただいて良いです。
ですが、1日1回はハミガキ出来ると良いですね。

まとめ

うがい薬の使い方、いかがでしたか?
ご自身の目的に合ったうがい薬を選んで使えるように出来ると良いですね!
もちろん、歯科医院でも歯科専売のうがい薬がありますので、スタッフにお尋ねください。