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コラム

歯を治すだけではダメ、学童期の食育(回想編)

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みなさん、こんにちは!
前回は、乳幼児期の食育についてお話しました。
今回は学童期(小学生以降〜)の食育について、お話していきたいと思います。
私の学童期は自我が成長し、お小遣いももらったりして、駄菓子屋さんに行ったり、自分の好きに成長してしまった感があります。

私が小学生だった時の話から、食育について考えていきましょう。ちなみに私が小学生だったのはもう30年以上も前。食育なんて言葉、母知ってたかな。
そもそもあったんだろうか。
歯科医院が食事の話をしてくれたことなんて、1回もなかった。歯科医師の先生は、黙々と歯を削って、歯科衛生士さんは、助手をしていた。
あの頃の歯科衛生士の授業では、いったいどんなことを教えていたのだろうか。

前置きが長くなりましたが、果たして私の食生活は、良い食育だったのでしょうか。みなさんに考えていただけると嬉しいです。(そして母ごめん。)

【家族構成】

父、母、姉、私

【食生活】

小学校1年生まではガリガリの私。
朝:
朝ごはんは食べていた記憶があります。
朝からカレーとか食べてたなぁ。
ひとりで食べてましたね。(個食)
昼:
お昼は給食。
給食も中々食べ終わらなくて、みんなが校庭で遊んでるのに、いつも一人残って給食を食べていました。
でも小学2年生の時、パンを中々食べ終わらない私に、牛乳と一緒に飲めばいけるよ!とクラスメイトに教えられる。早食いと丸飲みの始まりである。
まるで別人のように太る。笑
学校が終わってからは、家に帰ってお友達と遊んで、おやつはお母さんの作ったゼリーを食べていました。
夜:
夜は姉、お母さんと一緒に食べました。
小学2年生からは、鍵っ子になり、ひとりで食べることもしばしば。

【ハミガキ】

朝晩の2回。幼稚園では昼もハミガキしていたのに、小学校にあがったら、急に習慣がなくなって、いつのまにか普通になってしまったなぁ。
小学生になってからは、仕上げ磨きはなかったように思います。

さて、問題点はどこでしょう?

いや、ありすぎますね笑
自分でもドン引きです。なんて自由に暮らしていたのでしょう。ですが私が小学生の頃は、食育なんてきっと母も知らなくて、どうやったら私が食べるのかを考えてくれていた結果なんだと思います。母、愛情たっぷりなのはわかってるよ。ありがとう。

ですが、問題点を抽出していかないといけません。
患者さんにお話するのに、自分だけ棚に上げることは出来ませんよね。厳しくやっていきましょう。

問題点①

個食。
私が食べれるものを出してくれていたので、好き嫌いが克服出来ていません。食事内容に関しても、あまり咀嚼が必要でないものが多かったです。いまではカレーは飲み物、ですしね。

問題点②

丸飲みを覚えた。
これは本当に後悔している。
大人になってもずーっと残っている習慣。
栄養が足りないのに、また足りなくさせる暴挙。
教えてくれたクラスメイトよ…

問題点③

おやつがゼリー。
これまた咀嚼が必要ないもの。
それと栄養素がありません。
お米が嫌いだったから、おにぎりも食べなかったもんね。

問題点④

孤食。ひとりで食べることも増えて、お箸の持ち方や、姿勢が悪くなっていきました。
また、食べなかったりして、生活も不規則に。
飲み物がお茶ではなく、ジュースの時もあったと思います。

問題点⑤

仕上げ磨きがなくなった。
これは良くなかったですね。
せめて10歳くらいまではして欲しかった。
当時は母も働いていて、そんな時間はなかったな。

さて…ざっとあげただけでも5つ。
大人になって解決したものもありますが、大人になっても残ってしまった、歯に悪いこと。

  • 丸飲み
  • 咀嚼が少ない
  • おやつがお菓子
  • 不規則な生活

そして私はむし歯になった。