みなさん、こんにちは！
みなさんは、かかりつけのお医者さんはいますか？
私はコロナ禍に、かかりつけのお医者さんがいた方が良いのではないかと思い、かかりつけのお医者さんをつくりました。

お医者さんは、私のようにかかりつけをつくる方もいらっしゃるかなと思いますが、さて、歯医者さんはどうでしょう。かかりつけの歯医者さん、いますでしょうか？

歯医者は痛くなってから行くところではない

もう何十年も昔、歯医者さんは痛くなってから治療を受けるところと位置付けされていました。
歯医者さんも、積極的にむし歯治療を、行ってきました。
ですが、歯医者さんは、時代が進むにつれ、方針や治療を変更しました。それこそ、患者さんも知らぬ間に。
むし歯治療は、削るだけでなく、温存できるところや、再石灰化を期待して、歯を削らない治療をするようになり、治療をして終わりではなく、ハミガキ指導をして、予防を大切にすることにしました。

歯を残すことを大切にしていくから、定期検診に来てくださいね。という言葉も、私の小さな頃はなくて、また何かあったらきて。が多かった印象です。
みなさんはいかがでしょうか。

なぜかかりつけの歯医者さんが必要なのか？

歯医者さんは、基本的にその人の一生涯をみます。
赤ちゃんからご高齢の方まで、です。
それはなぜか。
話す、食べる、笑う、全て生きるために必要で、生涯を全うするまで、行うことだからです。
大人になってから、歯医者さんを見つけても構いません。ですが、小さな頃のお口の状態や、食環境など、知ってくれている歯医者さんは、あなたの強い味方になってくれるはずです。

歯が萌出してきたら、歯医者さんへ行こう

もし、小さなお子さんがいらっしゃるなら、下の歯が萌出してきたら、歯医者さんを予約しましょう。
ご自身が通っているところでも良いですし、新しく歯医者さんを開拓しても良いと思います。
（歯医者さんにもお子さんを得意とするところもあります。）
いつ歯医者さんにいくか、それは下の歯が萌出してから。
小さなうちから、歯医者さんに行っておくことで、歯医者さんは痛くない、ハミガキをして、りんごクリーム（フッ素）を塗ってもらう、良いところ。という体験を積み重ねることができ、歯医者さんに足が向かないなんて大人にはなりません。

家族が行ってみたら、自分も行ってみよう

もし、ご家族が歯医者さんに行って、お勧めできるところなら、ご自身もぜひ行ってみましょう。
ご自身に合う歯医者さんはきっと見つかります。

歯医者さんは自宅や施設にも来てくれる

私も訪問歯科に携わっていますが、歯医者さんは、通うことが困難な方の元へ、治療やメンテナンスをしに伺います。

例えば、入れ歯を作ったけど、足も悪くなったし、あそこはバスに乗らないと行けなくなってしまったから、通えなくなってしまった。
そんなときは、歯医者さんに相談してみてください。
歯医者さんも、あの方入れ歯入れてから来院ないけども、どうしたのかしら。と心配しています。

私の経験ですが、インプラントを入れて、数年メンテナンスをしていた方が、ぱったり来院されなくなったことがありました。
どうしたのかなと心配になり、電話をかけてみると、その方は体調を崩され、寝たきりになってしまった。だから歯医者さんに行けなかった。とのことでした。
訪問診療をお話して、今度はこちらから、ご自宅の方へインプラントのメンテナンスに伺うようになりました。
インプラントは特にメンテナンスが重要で、歯周病に罹患すると、外れてしまうこともあります。

生涯笑って過ごすために…

かかりつけの歯医者さんをつくっておくと、自分に何かあったとき、家族に何かあったとき、すぐに相談が出来ます。
そして、自分が年齢を重ねて、通院できなくなったとき、今度は歯医者さんがおうちに来てくれます。
通院していたときは、怖い顔をしてた歯医者さんも、おうちに伺うと、また違う顔を見せてくれることがあります。
歯科医院では、お話が出来ないけど、おうちでは、お話を聞いて、談笑が仕事かなと思うこともあります。
そんな歯医者さんにも期待して、かかりつけの歯医者さんをつくりませんか？