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みなさん、こんにちは！
前回は青年期の方との歯医者さんの関わりをお話しました。
今回はいよいよ？成人期。
成人になってまで何か指導されることがあるのか？
好きにさせてくれよと聞こえてきそうですが、成人になったからこそ、お伝えしたい事があるんです。お付き合いください。

成人してからの食生活

成人になると、就職もして、食生活のみならず、生活のリズムそのものが変わっていきます。職場での付き合いで、飲酒をしたり、喫煙を始めてしまう方もいるかもしれません。
多忙になり、食事が簡素になったり、抜いてしまうことも。
栄養が偏ってしまうことで、生活習慣病を招いてしまわないように、ここでしっかりコントロールしていきましょう。

成人期のお口の中

成人期は先述した通り、多忙になります。
歯科医院だけでなく、すべての医療機関がおろそかになりがちです。
健康である、大丈夫と過信してしまうのもこの時期の特徴ではないかと思います。
そうした環境の中で、むし歯や歯周病は静かに進行し、症状が出たころにはお口の中は崩壊、なんてことも珍しくありません。
また、症状が出ていても、忙しくて来院できなかった。
放置していたらいつの間にか症状が消えた。なんて方もいらっしゃいます。
(これらの症状については、以前のコラムを読んで下さると幸いです)

また、成人期のお口の中は、治療した歯が増え、お口の中も複雑になっています。
ハミガキがおろそかになることに加え、磨きにくい歯が増えることで悪循環になり、お口の環境は最悪をたどってしまいます。
そして成人期は生活習慣病や、全身疾患にも注意しなければなりません。

成人期の方との歯科のかかわり

この時期の方が合言葉のように言う言葉。
それは『もっと早く来ればよかった』
この言葉を聞くと、もっと歯医者に来ていただけるように、もっと若いうちから、歯医者さんを身近に感じて頂ければよかったと、力不足を痛感します。
これからの人生、自分の歯で一生好きなものを召し上がれるよう、歯を失うことが最小限で済むように、治療とメンテナンスを合わせて受けて頂くことが重要となっていきます。

このときのハミガキ指導としては、短時間で磨けるようなハブラシのご提案や、確実に歯面にアプローチできるようにハブラシの当て方を徹底します。
食生活については、個々の生活に合わせてになりますが、間食の種類や、飲酒・喫煙などの嗜好品についての指導をしていきます。
ただ、前回もお伝えした通り、禁煙一つにしても、相当な覚悟が必要だと思います。
私が甘いものをやめられないので、、なので喫煙をするのなら、量を減らしてみる、メンテナンスやハミガキの回数を増やすなど、出来ることを増やしていけば、自分の出来ることを出来ますし、ストレスも少し減るのではないかと考えます。(本当は喫煙はやめていただくのが1番いいんですけど。これは本当に。)

歯科でできること

歯科医院ではむし歯の治療はもちろん、歯周病の治療を行います。
歯周病の治療とは、歯垢・歯石の除去、縁下歯石の除去。
歯面を滑らかにして、新たな歯石を防ぐクリーニングやブラッシング指導。
継続することで、歯も歯ぐきも健康な状態へ導いていくことができます。
実際、頑張って来院していただくと、ご自身のお口の変化がよくわかります。
むし歯治療は結果がわかりやすいのですが、歯周病治療は結果がわかりにくいです。
１回で治療が終わりません。まだ？と思われるかもしれません。
でも、腫れや出血が少なくなっていくと、お口の中が非常にすっきりしていることに気がつくことでしょう。
ご自身の歯を守るために、時間を作ってまずは予約を取りましょう。
お口が変われば、きっと素敵な笑顔があなたを待っています。