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子どものうちに気づきたい食事の悪習慣
- 2023年4月9日
- コラム
みなさん、こんにちは!
今回のコラムは、こどものうちに直しておけばよかった悪習慣についてお話します。
私は普段、高齢者の方と触れ合う機会が多いのですが、その方の口腔内や生活をみていくと、『これは子どもの頃からの癖だな』と思うことが多々あります。
かくいう私も、早食い、丸飲みなど子どもの頃からの悪習慣が残っています。
そのせいか、綺麗に歯が並ばず、噛み合わせも合っていません。
もっときちんと噛んで食べていれば、スタイルも良かったのかもなんて後悔さえしています。
食事の悪習慣①1人で食べる
核家族で共働きの家族構成ですと、この状況になりやすいですね。
1人で食べることで、マナーや食べるスピード、コミュニケーションが取れず、食事に関心がなくなってしまいます。私も鍵っ子で、1人だしなんでもいいやと適当に食事を摂っていました。お箸の持ち方も、正しく持てなくなってしまっています。
★解決策《みんなでたべよう》
1日のうち、どの食事のタイミングでもいいです。
夜が無理なら朝でも。親子でコミュニケーションを取って、楽しい時間にしましょう!
食べ方も注意です。早食いや丸飲みをしないように。
私の世代はバランスよく食べられるように三角食べを母に言われていました。
(三角食べとは、子どもたちの好き嫌いや偏食をなくす目的で1970年代に推奨されていた食べ方です)
食事の悪習慣②偏食
これはうちの主人の悪習慣なのですが、お好み焼きが嫌い・野菜が嫌い、これはいいのですが、
そのためにお母さんは、主人の分だけ別メニューで食事を作っていました。
わが子を思う母の愛情かもしれませんが、大人になっても偏食が全く直っていないので、
1品でもいいから家族全員で同じメニューを食べてほしかったですね。
★解決策《興味をもってもらおう》
お勧めは、菜園やいちご狩りなどで自分で摘んだものや、スーパーで自分で選んだものを一緒に調理してみることです。愛着がわき、いつもより美味しさが増しますね!
自分で作ったという達成感もあります!
私の体験談では、大人になってから食べられるようになった食材もありますので、無理やり食べさせなくてもいいのかなと思います。強要されすぎて、嫌いになってしまった食べ物もありますので、やりすぎには注意です。極刻みで混ぜてみたり、工夫してみるといいですね。
食事の悪習慣③姿勢の悪さ
いまのこの時代はダイニングテーブルでお食事を摂る家庭がほとんどだと思いますが、椅子に座っていても、足がプラプラしていたり、肘をついたり、猫背になっていると、いらないところに力が入ったり、噛む力が弱くなります。
★解決策 《正しい姿勢でたべよう》
正しい姿勢のポイントは・・
- テーブルと椅子の高さを合わせて背筋を伸ばして座り、お尻から膝がしっかりついて直角に膝が曲がること。
- テーブルに肘をおろした時に、肘の角度が直角
- 足がつくこと!
これがすごく大事。足がプラプラしていると踏ん張る力が入らず、咀嚼する力も出ません。
これ、子どもだけじゃなくて高齢者にもまるっと当てはまるんですよね。
誤嚥するんですと言われておうちに伺ってみると、とても悪い姿勢でお食事を召し上がっていたりします。
姿勢を直すだけで、噛む力やごっくんする力を取り戻すことができるんです。
子どものころから身に着けることで、口の機能発達にとっても役立ちます。
テーブルや椅子が昇降したり、位置が変えられるものだと良いですね。
食事の悪習慣④やわらかいものばかり食べる
私もやわらかいもの、大好きです。
ハンバーガー、ケーキ。歯がなくても食べれちゃうんじゃないかと思うものもたくさんありますね。
子どもの時期は、顎や口腔機能が発達する大事な時期です。
よく噛みよく食べる。これが後の口腔機能を左右する。
★解決策 《ひみこのはがいーぜ》
これは日本咀嚼学会の標語なのですが、噛むことの大切さを教えてくれています。
よく噛んでゆっくり食べるとこんないいことがあります。
「ひ」・・肥満防止
「み」・・味覚の発達
「こ」・・言葉の発音がはっきり!
「の」・・脳の発達
「が」・・ガン予防
「い」・・胃腸の働きをよくする
「ぜ」・・全力投球
このことからもよく噛むことがどれだけ体にいいか、お分かりいただけたでしょうか。
まずは30回、しっかり噛みましょう!そうすると自然と食事の時間も増えてきます。
まとめ
子どもは、食事の内容、食材、マナーなどいろんな事を学びながら成長していきます。
そしてそれは、高齢になっても引き継がれていきます。
大人になってから習慣を直すというのはなかなか難しいこともありますので、
悪習慣にならないように、正しい習慣を身につけていきましょう!
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