尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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詰め物・被せ物の寿命 自費診療⑧オールセラミック

尼崎市 歯医者 アキ歯科クリニック オールセラミック

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みなさん、こんにちは!
今日はセラミック治療の代表、【オールセラミック】についてお話ししたいと思います。
オールセラミックってみなさんは聞いたことありますか?
私は患者様に説明する際、お茶碗などの陶器と同じ素材とお伝えしています。

オールセラミック 耐久年数8〜20年ほど

陶材(セラミック)だけで作成される被せ物。
金属は一切使われていません。
天然歯と比べても劣らない被せ物です。
そして、セラミック自体には寿命はありません。
口腔内環境やメンテナンスの有無によって左右されるので、20年以上健康に保てる方もいらっしゃいます。

尼崎市 歯医者 アキ歯科クリニック オールセラミック

オールセラミックのメリット

・明るく透明感のある自然な色調が再現できる
→透明感やツヤがあるので、前歯の治療に適しています
・天然歯と見分けがつかないほど美しい
→自然な色調を再現
・身体に優しい
→オールセラミックは生体親和性に優れている
・金属アレルギーの心配がない
→セラミック100%で作られているため、アレルギーの心配はなし!
・歯肉が黒くならない
→金属を使用していないので、金属が唾液の中に溶け出す心配もない
・唾液を吸収しないため、変色、変形、口臭の心配がない
→セラミックは劣化が起こりにくい
・汚れがつきにくい
→表面が硬くて傷つきにくいので、銀歯に比べて2次カリエスを作りにくい

オールセラミックのデメリット

・治療費がかかる
→保険治療と比べると何倍もの費用がかかる
・割れる、欠ける可能性がある
→金属製の銀歯に比べると、陶材で出来ているため、衝撃によって割れてしまうことがある
歯ぎしり、くいしばりがある場合、少しずつ大きな負担がかかり、ある日割れてしまうこともあります
治療にあたって、歯ぎしりなどがある場合は素材をジルコニアにしたり、
患者様に合わせてご提案しております
・歯を削る量が多い
→金属は強度が高いので、削る量も少なくて済みますが、オールセラミックは強度を持たせるため、
削る量を増やして被せ物に厚みを持たせなくてはなりません
また、健康な歯を治療する場合は、削る量から神経の治療が必要になることもあります

治療時の患者様との会話から…

『高くて正直悩んだけど、そんなのアホらしいくらいの仕上がり!』
『隣りの歯(天然歯)と見分けがつかないね』
『選んで良かった』
保険の効かない高額の自費診療となるため、決断されるまで、みなさんとても悩みます。
ですが治療を終えて、鏡をみたら、みなさん最高の笑顔を見せてくださいます。
この治療法を選択して良かったと、患者様、施術側の双方が思う瞬間です。

治療のご提案

『銀歯や歯肉の黒ずみが気になる』
『金属アレルギーがある、または心配』
『治療した歯を天然歯と合わせてきれいにしたい』
このような方は、選択肢にオールセラミックを入れてみてください。
ただ、保険診療に比べると高額なことや、噛み合わせや歯ぎしりなどの癖によって、
割れたり、欠けたりする可能性があるということをしっかりご理解いただいた上で、
選択していただければと思います。

おすすめポイント

やはり審美面でオールセラミックに勝てる素材はないのではないかなと私は思います。
前歯の治療で審美面を優先、経済的にもクリアしているのであれば、オールセラミックをおすすめします。
治療後も、唾液を吸収することがないので、変色の心配もありませんし、
レジンに比べると、表面も滑沢なので汚れもつきにくくなっており、
虫歯や歯周病のリスクも素材的には軽減できます。
(セルフケアを怠ってしまった、メンテナンスを受けていない場合は例外です。)
治療する歯を長持ちさせるという事を考えると、
長い目で見れば、コストパフォーマンスも良いのかもしれませんね。
私がもし治療を受けるのなら、前歯の場合はメタルタトゥー(歯肉の黒ずみ)は
やはり気になってきますので、金属を使用しているものは選ばないと思います。
となると、前回お話ししたジルコニアかオールセラミックとなってきますが、
コストの差は20,000円ほどなので、それであればより美しいオールセラミックを
選択することになりますね。

ここまで詰め物、被せ物のお話をしてきましたが、
一番大切なことは、お口の中を健康に保つこと。
いくら良い被せ物を入れても、セルフケア、メンテナンスが出来てなければ、
2次カリエスや歯周病によって歯を失うことになってしまいます。
治療をして治ったではなく、維持できるようにすることを意識していきましょう!