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コラム
乳歯の役割
- 2022年5月9日
- コラム
今回は乳歯についてお話しします。
お子様の健康を守る大事な乳歯。
いつ頃から生えて、どんな役割があるのか、お伝えしていきます。
乳歯は生後6ヶ月あたりから生え始め、2〜3歳までに上下合わせて20本生え揃います。
1番最初に生えてくる歯は
下の前歯(乳中切歯) 下2本
生えたら上2本が生えてきて
両隣りが生えてくる、といった順番です。
周りのお子様が生えてきているのに、と心配になるパパさん、ママさんもいらっしゃると思いますが、生えてくる時期や順番には個人差があります。
6〜7ヶ月のずれは問題ありません。
それだけお子様の歯に注力してくださっていること、素晴らしいです!ご自身を褒めてあげてください♪
役割その①
【噛む】
乳歯が生えると、食物を食べることが出来る様になり、栄養素の吸収を助けます。
役割その②
【顎の発育を助け、顔の形を整える】
噛むことで顎の発育を助け、将来の歯並びや顔の形にも影響を与えます。
毎日の食事を3日間ほど書き出してみましょう。しっかり噛むメニューがありますか?
お子様が好きなメニューは、ハンバーグやラーメン、カレーなど柔らかく噛まなくても良いメニューが多くなっています。
大人になっても硬いものを食べれない人が
増えているのは、子供の頃からの習慣が原因となっているのです。
役割その③
【発音を助ける】
乳歯が生え揃うと、舌を正しい位置に置くことが出来るようになります。
乳歯の時期は、色々な言葉を覚える時期でもあるので、正しい発音をする上で、乳歯はとても重要です。
役割その④
【永久歯のガイド】
永久歯は乳歯のとけた根を目指して生えてきます。
虫歯で乳歯を失ってしまった場合、目指す場所がなくなってしまうため、違う場所から生えてしまうこともあります。
役割その⑤
【笑顔をつくる】
乳歯は顔を整えると書きましたが、口の周りは筋肉で作られているため、表情筋も鍛えられます。
歯を守ることは、お子様のいまだけでなく、将来も守ることに繋がります!
では、乳歯の役割がわかったところで、どのように守れば良いのでしょうか。
ここからはセルフケアと歯科でのケアについて、お話しします。
【乳歯のセルフケア】
乳歯が生えてきたら、まずお口の中を触ることに慣れましょう。
お子様を膝の上に寝かせて、お口を開ける。
ガーゼや綿棒などを使って、歯の表面を拭いましょう!
寝かせてお口の中をみることで、奥までしっかり観察できます!
上手に出来たら、しっかり褒めてあげましょう!
お口の中を触ることに慣れてきたら、 子供用のハブラシで触ってみましょう。
少しずつ触って、実際に磨けるように。
磨けるようになったら、今度は習慣づけです。 磨く回数を増やして、食後に磨く練習をします。
ご飯を食べたら歯を磨く、この習慣がつけられれば、大人になっても続けていけるでしょう!
毎食後に磨くことが難しい場合でも、
夜寝る前には歯磨き+仕上げ磨きを行いましょう。
【歯科でのケア】
歯医者さんでの健診の代表は1歳半と3歳健診。 ですが、0歳児からの歯科デビューもお薦めです! なぜかというと、早い時期からお口を触られることに慣れておくこと、歯医者さんに慣れることで、歯医者さんを好きになってくれるメリットがあります!
1歳半健診の時にはすでに虫歯になってしまっているお子様も少なくありません。
特に、お兄ちゃん、お姉ちゃんがいるお子様は、お菓子やジュースデビューが早いため、虫歯になることも多いです。
歯が痛いから始まるお子様は、恐怖心が強く、歯医者さんに着くなり泣いてしまうこともしばしばです。
歯医者さんを嫌いになってしまいますし、治療もスムーズに出来なくなってしまいます。
成功体験を重ねて、健診を笑顔で受けましょう!
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