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コラム
痛みが治った!歯医者に行かなくていい??
- 2023年6月28日
- コラム
みなさん、こんにちは!
歯が痛くなって、しばらく放っておいたら、治った!(痛くなくなった)なんて経験、ありませんか??
私は先日、義母からこんなことを言われました。
義母:『こないだまで歯が痛かったんだけど、今朝起きたら治った!!あー良かった、治って。』
私:『でも痛かったんでしょ。何が原因かわからんから、歯医者行ってきなよ。』
義母『行かない!!痛くなくなったし!』
義母にはそれ以上なにも言いませんでしたが、
(関係性大事。)
さて、なんで歯が痛くなったのでしょう。
そして、なぜ痛くなくなったのでしょうか。
もう痛くならないんでしょうか??
そんな不安を持つくらいなら、歯医者に行くわ!と言ってくださることを願って、お話していきます。
歯が痛む原因とは
歯が痛むといっても、みなさん症状は様々。
『噛んだら痛い』『熱いものがしみる』『冷たいものが触れるとしみる』『何もしなくても痛い』
その症状から、歯が痛くなった原因を突き止めていきます。
むし歯
むし歯を説明する前に、歯の構造のお話を少し。
普段みなさんが歯と呼んでる部分は【歯冠】と呼び、外側から順に、エナメル質、象牙質、歯髄の3層でできています。そして、エナメル質から歯髄にむし歯が到達する過程を歯科では5つに分けて表しています。
呼び方はCO(初期むし歯)〜C4。
症状について、説明していきましょう。
CO(初期むし歯)
ク〇ニカさんのCMでよく聞くこの単語。
初期むし歯は再石灰化で修復することが可能です。
歯科に勤めていなければ、気づかないでしょう。
痛みもありません。
C1(軽度のむし歯)
歯の中で1番硬い組織、エナメル質に限局したむし歯。
痛みはないですが、歯に茶色や黒の穴や溝が出来る。
歯磨きをして、歯を鏡で見たときに、あれ、ここ黒かったっけ?と気づくこともしばしば。
C2
エナメル質を通り越して、象牙質に進行したむし歯。
硬いエナメル質の先は少し柔らかい象牙質。
といっても人の骨よりは硬いですが、むし歯の進行スピードは加速します。
痛みが出てきて、穴が開いていることを自覚する方もでてきます。
口臭も出始めます。
C3
象牙質を通り越し、歯髄(神経)に到達してしまったむし歯。
ここまでくるとさすがにみなさん気づきます。
痛みも大きくなり、食渣が入り込むと刺激になり、痛みがひどくなります。
C4
歯の最後。根っこだけの状態になってしまっている。
ここで放置してしまうと歯を抜かなくてはいけなくなります。
むし歯が進行し、神経がだめになってしまうと痛みは消えてしまいます。
口臭もかなりきつくなってきます。
ここまで放っておいてしまった方に経緯を聞くと、「行かなきゃとは思っていたけれど、中々行けず、そのうち気にならなくなったんだよね。でもなんか噛みにくくなってきたし、いよいよ行かなきゃなって。」ということでした。
!!気にならなくなった!!
何回も歯はSOSを出していたと思う!!
歯の形が変わっていきますので、治ったから大丈夫とまではならないけれど、放置してしまうこともあるようですね。
むし歯治療をしましょう!!
知覚過敏
『歯がしみる』
私もこの症状、あるんですよね。。
普段は何もないんですけど、冷たい刺激やハミガキで、しみるから痛い!になることもあります。
これは歯の象牙質が露出してしまっていることが原因で、ずっとではなく、一過性の痛みが特徴です。
磨きすぎていたり、歯周病ではぐきが下がっていたり、強く噛むことが原因で歯の付け根が欠けてしまっていると症状がでることがあります。
知覚過敏の場合は、しみ止めのお薬を塗ったり、樹脂を詰めることで症状の改善がみられる方もいます。
しみることを諦めずに、治療を検討しましょう。
噛み合わせ
これまた私にもある症状。
グッと噛み締める食いしばりのせいで、歯に負担がかかり、歯と歯が当たるとズキッと痛む。
これは噛み合わせを調整、酷ければマウスピースを装着するなどの治療が必要なこともあります。
まとめ
歯が痛くなったことに対して、一過性のものであっても、原因は必ず存在します。
酷くなる前に、歯科を受診しましょう。
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