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コラム

うがい薬で歯周病は治らない

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みなさん、こんにちは!

今日は先日私が質問された『うがい薬』について、みなさんにもお話ししたいと思います。

 

あるとき、お仕事の関係者の方から

『ちょっと聞きたいことがあって、、うがい薬を使うなら、【コンクールF】が良いですか??』

 

私もコンクールFを使用しているので、

『【コンクールF】いいですよ!』

とお答えしたのですが、週に2回会っていて、急に質問されたのが初めてだったので、

『なんで急にうがい薬のお話を?』と尋ねました。

 

すると、、

『最近歯ぐきから血が出てて、治るかと思って!』

 

うひゃー!!

使うことは良いことだけど、それは違う!!

『うがい薬で歯ぐきの出血は治りませんよ。歯医者さんに行って、メンテナンスをしてもらってから、うがい薬を使うと効果あがりますけど!』

とお伝えすると、

 

『え!うがい薬で治らないの?!』

とがっかりしたご様子。

 

そうなのよ、うがい薬では治らないの。

うがい薬は歯周病の予防にはなるけれど、歯周病を治すわけじゃない。

例えると、カビが生えたお風呂場にカビ予防の製品を置いても、いまそこにあるカビが落ちないのと同じ。

そこはまた別の話ってやつで。。

 

ということがあったので、今回はうがい薬【コンクールF】の効能と使い方について、お話します。

 

コンクールFの効果、効能

むし歯の発生、進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止。

 

主な成分

クロルヘキシジングルコン酸塩液(薬用成分)

グリチルリチン酸アンモニウム(薬用成分)

緑茶抽出液(矯味剤)L-メントール(矯味剤)

エタノール(溶解補助剤)

※クロルヘキシジンアレルギーの方は使用を控えましょう

 

すごいぞ、コンクールF

①高い殺菌作用

主成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩液は、むし歯、歯周病、口臭の原因となる細菌の繁殖を最大12時間抑制するそうです!

②細菌の付着抑制

歯の表面、粘膜に殺菌成分が付着して、細菌が付着しようとすることを防ぐ効果があるそうです!

これが効果期待!

歯をコーティングして、細菌の付着を防ぐのは、良いですね!

 

使用方法

コンクールFは『水で薄めて使用する希釈タイプ』です。

原液タイプに比べて、コスパが良いのもお勧め。

※濃度が濃い方が効き目が高くなると思っている方もいらっしゃるのですが、きちんと効き目の出る分量は企業さんが決めてくださっていますので、守って使いましょう!

 

①コップに水を50mlほど入れる

②コンクールFを10滴垂らす

③お口に含んで数回うがいします

 

※1日何回しても良いです。

好きなタイミングで行えますが、お勧めは寝る前。

先述した通り、最長12時間細菌を抑制してくれる作用があるので、寝ている間の細菌繁殖を抑え、朝のお口の不快感を軽減することができます。

ハミガキの後にするのが効果的!

 

注意事項

・一度開けたものは、使用期限にかかわらず、早めに使い切ろう!未開封であれば製造から3年です。

・作り置きはできない!

成分が揮発して十分な効果が得られないことがあるそうです。

・うがいの出来るお子様から、妊婦さんも安心して使用できます!

 

うがい薬はメンテナンスの後使うのがさらに良い

ここまでお話した通り、コンクールFは細菌の繁殖を防いでくれるという素晴らしい効果がありますが、1年以上も定期検診に行かなかったお口の中にある歯石がなくなるわけではありません。

うがい薬を使うことで、更なる細菌の繁殖は防止できますし、継続することは良いことだと思います。

ですが、まずはしっかりとプロの手で歯石除去、ブラッシングをさせていただいて、ご自身でもハミガキを頑張っていただき、併用するものとして、うがい薬をあげていただくと良いです。

 

うがい薬を使っているのに、口臭が良くならない、出血が続くという方は、ぜひ歯科医院に足を運んでみてください。

うがい薬の効果は、歯科医院に来た後にでます!