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ハブラシの力加減って知ってますか?
- 2023年2月5日
- コラム
みなさん、こんにちは!
突然ですが、歯医者さんで検診を受けた時、『〇〇さん、磨き過ぎですね』と歯科衛生士さんに言われた事はありませんか?
歯をきれいにしようと思って、
一生懸命磨いているのに、間違っていた?
まさか、こんな症状が出ているのは、磨き過ぎだから?
というお声に、今日はお答えしていきたいと思います。
歯をきれいにしたい人ほど強く磨いてしまう
歯垢を取ろうという気持ちが強いほど、ハミガキにも力が入ってしまう方が多いです。
(オーバーブラッシングと言います)
例えていうなら、キッチンの油汚れを取るときと同じ気持ち、でしょうか。
なかなk取れない汚れをゴシゴシしてしまう。
きれいにしておきたいから、尚更磨いてしまう、お気持ち、よーくわかります。
ですが、大切なものをお手入れする時はどうでしょう。
そっと優しく磨くのではないでしょうか。
歯も一生使う大切なもの。
ゴシゴシ磨いては傷ついてしまいます。
歯を磨くには、適切な力加減が必要です。
適切な力加減
力加減は100〜200g。
歯に当てた時に毛先が広がらない程度です。
1ヶ月使ったハブラシの毛先が広がっている方は、オーバーブラッシングです。
毛先が広がった状態でブラッシングをすると、清掃の効果も半減、磨いているのに磨けていない。
そして毛先が広がった状態のハブラシは、周りにある歯肉にも当たってしまうので、
歯肉にも傷をつけてしまい、退縮の原因にもなります。
歯面も長年のオーバーブラッシングにより、知覚過敏や楔状欠損を招いてしまいます。
ハブラシの硬さ
ゴシゴシ磨いた方がスッキリする!という方は、オーバーブラッシングの可能性があります。
ハブラシも硬いものを使うと余計にゴシゴシ出来てしまいますね。
柔らかめを使う必要はありませんが、歯肉を傷つけずにブラッシングするには、普通の硬さまでがいいかなと思います。
力が入ってしまうあなたへ…
そうは言っても、ついつい力が入ってしまう。
そんなあなたには、まずハブラシの持ち方をお伝えします。
普段のハミガキを思い出してください。
どんな持ち方をしていますか?
グーで握っていませんか?
グーで握る→パームグリップ
力が入りやすいです。
えんぴつ持ち→ペングリップ
力が入りにくいです。
ハブラシもテスターがあるところでは、ペングリップで持ちやすいものを選ぶと良いですね!
私のおすすめはえんぴつと同じ形、○のものです。
四角かったりすると持ちにくいので、手にフィットするものを選びましょう。
お勧めの磨き方
歯を磨くには、ゴシゴシではなく、シャカシャカ。
ブラッシングしているとき、耳元でどんな音がしてるか、意識してみてください。
イメージは歯と歯肉の境目をマッサージするように、優しく1本ずつ動かすことです。
磨く時間
歯をきれいにしよう!という気持ちが強い方は、ブラッシングの時間も長めの方が多いです。
10分もオーバーブラッシングで磨いてしまうと、お口へのダメージの方が大きくなってしまうので、『3分』を意識してブラッシングしてみましょう!
3分の使い方は、ブラッシングに集中して、歯を磨く順番を決めて、優しく磨く。
ハブラシの交換
ハブラシは機能をしっかり使うために、また衛生面においても、1ヶ月に1回交換するのがいいです。
まとめ
- ハブラシの力加減は100〜200g
- 毛先が広がらない程度
- ハブラシの硬さは柔らかめから普通まで
- ペングリップで持つ
- 1本ずつマッサージするように動かす
- 3分を意識する
- 1ヶ月に1回交換
毎日使っている歯を、労いの気持ちを込めて、磨いてみましょう!リラックスが大切です♪
もし、磨き方やハブラシの硬さに疑問があれば、歯科受診の際に、先生や歯科衛生士に聞いてください。
不安や疑問を解決できるよう、いつでもお答えします。