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歯を治すだけではダメ、学童期の食育(指導編)

Boy have a dental checkup

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みなさん、こんにちは!
前回は私の学童期を回想しながら、食生活の問題点を考えました。
今回は、むし歯にならないため、そして成長するためにどうすれば良かったのか、もう少し詳しくお話していきたいと思います。

前回、私の食生活を改めて考えました。
個食、孤食、おやつなど。
もっと深く思い出すと、大人と同じものを食べられる年代になったこともあり、マクドナルドなどのファーストフードや、簡単に作れるカップ麺など、手に取る機会も増えました。よく噛まずに食べれるものばかり。
塾にも行くようになって、コンビニに寄って肉まんを食べたりと、あぁ、、悪いことばかり笑

では、改めて学童期において、大切な食育についてお話していきましょう。

学童期に取り入れたい食育

①朝ごはんを食べる!(3食きちんと食べる)

私もそうでしたが、塾などで帰りが遅くなり、全体的に生活のリズムが夜型にシフトされると、朝は眠くてご飯を食べないで直前まで寝る、つまり欠食してしまうことも出てきます。
栄養のバランスも崩れがちになりますので、ヨーグルトやバナナ、片手で食べれるおにぎりなど、手軽に食べれるメニューを検討しましょう。
歯にはカルシウムも大切なので、ヨーグルトにオールブランなどでも良いですね!
(オールブランなどフレークは歯の噛み合わせに詰まりやすいので、しっかりハミガキをしましょう!)

②口にするものを栄養のあるものに!

学童期は、成長期にあたりますので、たんぱく質、カルシウム、鉄やビタミンなどを積極的に取りましょう!
ほうれん草やりんご、お魚やお肉、小魚や牛乳など。
最近私も作っているのですが、ひじきのおにぎりを作って食べても良いですね!

③ファーストフードやスナック菓子をおやつにしない

たまになら日頃のご褒美で良いと思いますが、こればかり食べ続けてしまうと、栄養のバランスが崩れてしまいます。またファーストフードやおやつを間食にすると、本来のご飯のタイミングでお腹が空かなくなり、欠食や偏食に繋がります。
もう一つ、ファーストフードやスナック菓子は、柔らかいものが多いので、顎の発育にも影響を与えてしまいます。前回のコラムにも書きましたが、噛みごたえのあるものがおやつには良いですね!

④だらだら食べない、丸飲みしない

学童期では、家族以外の人と関わることが増えてきます。おやつを自分で選んだり、誰かに勧められたり。
そんな中でも、選ぶものや食べる時間を考えることが大切です。
だらだら食べは、お口の中がむし歯になりやすい時間が増えます。特にチョコレートや飴などは、エンドレスに食べれてしまうので、キシリトール入りのものを選ぶようにしましょう。
また、消化不良を防ぐこと、そして顎をしっかりと使って、脳に刺激を与えて、満足感も得られるように、時間をかけて、食べましょう。

⑤10歳くらいまでは仕上げ磨きをしよう

(欲を言えば第二大臼歯が萌えきるまでは、してほしい!!)
この時期は歯も萌えかわり、磨きにくさは抜群。
特に第一大臼歯がむし歯になりやすく、その後ろに萌えてくる第二大臼歯はさらに奥に萌えてくるので、むし歯にならないよう、仕上げ磨きをそこだけでもしてくださると嬉しいです。

⑥マナーを覚えよう

一人で食べる『孤食』をしていると、頬杖をついて食べたり、早食いしたり、姿勢悪く食べていても、誰も注意してくれません。
家族やお友達と一緒に食事を摂ることで、食事のマナーを覚えよう。

まとめ

学童期は、身体の成長期にもあたりますので、バランスのとれた食生活、習慣づけをできると良いですね。
給食もあるので、お昼ご飯は問題ないかもしれませんが、3食きちんと考えていきましょう。
また習い事など、普段のリズムと違うタイムスケジュールの場合は、簡単に食べられて、栄養価のあるものを取り入れていきましょう。飴やおやつで、気持ちだけを落ち着かせるのではなく、身体にもいいものを手に取りましょう!