Column
コラム
「入れ歯が合わない」と感じている方へ 〜“入れ歯”ではなく“義歯”という考え方〜
- 2025年10月12日
- コラム
入れ歯が合わずに悩んでいませんか?
「入れ歯が合わない」「外れる」「痛い」「噛めない」「話しにくい」──
このような悩みを抱えている方は、多くいらっしゃいます。
アキ歯科クリニックにも、「どこで作っても入れ歯が合わない」「もう仕方がない」とお困りの方が多く来院されます。
しかし、私は歯科医師としてお伝えしたいのです。
“入れ歯が合わない”のは、あなたのせいではありません。
そして、それは年齢や体質のせいでもありません。
原因を正しく診断し、適切な方法で設計すれば、入れ歯は驚くほど快適になります。
保険の入れ歯が合いにくい理由
日本の保険診療では、使える素材や製作方法が厳しく制限されています。
そのため、保険の入れ歯は「最低限噛める」ことを目的として作られており、
快適さ・審美性・長期的な安定性までは十分に追求できません。
このコラムでも度々お伝えしていますが、日本の保険診療は、どんな方にも等しい治療を提供するもので、決して最先端や高品質のものではないのです。まあまあなものになります。
よくあるお悩み
- 厚みがあり、装着時の違和感が強い
- 金属バネ(クラスプ)が目立つ
- 噛むたびにズレる、外れる
- 支えとなる歯に負担がかかる
- 数年で合わなくなる
- 圧迫感があり、話しづらい
- 自分では普通に話していると思っているが、何を言ってるかわからないと言われる
- 両方同じように噛めず、ある特定の場所でしか噛めていない
このように、保険の入れ歯は「短期的な噛む機能」を重視しており、
“長く快適に使う”という観点では限界があるのです。
アキ歯科クリニックが「保険の入れ歯」をおすすめしない理由
確かに、保険の入れ歯は費用を抑えられるというメリットがあります。
ですが、「食べる楽しみ」「自然に笑う喜び」を取り戻すためには、
精密な設計と高品質な素材が欠かせません。
アキ歯科クリニックでは、患者さんが長く快適に噛めるよう、
自費の義歯(テレスコープ義歯・金属床義歯・ノンクラスプデンチャー・ペリオデンチャーなど)をおすすめしています。
「入れ歯」ではなく「義歯」と呼ぶ理由
当院では、あえて“入れ歯”ではなく“義歯”という言葉を使っています。
“入れ歯”という言葉には、「歯を入れるだけ」という作業的な印象があります。
しかし私たちは、義歯を「噛む機能を回復させる人工臓器」と考えています。
義手や義足が身体の一部として機能するように、義歯も「食べる」「話す」「笑う」という日常生活を支える大切なパートナーです。
だからこそ、私たちは“義歯”という呼び方にこだわっています。
アキ歯科クリニックで扱う3種類の義歯
① テレスコープ義歯(ドイツ式義歯)
当院が特に力を入れているのが、テレスコープ義歯です。
残っている歯に金属冠をかぶせ、その上に義歯本体を装着する「二重冠構造(ダブルクラウン)」で支える仕組みです。
テレスコープ義歯の特長
- 高い安定感でズレにくい・外れにくい
- 金属のバネが見えず、自然で美しい
- 支える歯に負担がかかりにくく、長期使用が可能
- インプラントが難しい方にも対応できる
私は、IPSG包括歯科医療研究会で稲葉繁先生からドイツ式義歯(テレスコープ義歯)を学び、臨床でその技術を実践しています。
② 金属床義歯
義歯の土台部分を金属で作ることで、薄くても丈夫で快適な仕上がりになります。
金属が熱を伝えるため、食事中の温度を感じられ、「食べる楽しみ」が広がります。
メリット
- 薄くて違和感が少ない
- 強度が高く、変形しにくい
- 熱が伝わるため食事が美味しく感じられる
③ ノンクラスプデンチャー
金属のバネを使用しない、審美性の高い部分義歯です。
柔軟性のある樹脂で作られており、見た目も自然です。
メリット
- バネが見えず自然な見た目
- 軽くて装着感が良い
- 金属アレルギーの心配が少ない
義歯づくりで最も大切なのは「咬み合わせ」
どんなに高品質な義歯でも、咬み合わせ(咬合)が合っていなければ快適に噛むことはできません。
咬み合わせがずれていると、義歯が動いたり、痛みや顎の疲れを感じる原因になります。
私は、IPSGで咬合とドイツ補綴を、JIPIで牧草一人先生から歯周病学とインプラント学を、
そして杉元敬弘先生から補綴・咬合理論を学び、心斎橋インプラント塾でも最新技術を習得しています。
その経験をもとに、顎の動き・筋肉・全身のバランスを考慮した機能的で長持ちする義歯を設計しています。
そのため、咬み合わせにも時間をかけて、あなた自身もわからなかった自然な咬み合わせを探し、その咬み合わせで義歯を作製し、自然な咬み合わせを再現します。
義歯は“作って終わり”ではありません
お口の中は常に変化しています。
骨や歯ぐきの形も少しずつ変わるため、義歯は定期的なメンテナンスが欠かせません。
アキ歯科クリニックでは、作製後の調整・クリーニング・咬合チェックを行い、
いつまでも快適に使っていただけるようサポートしています。
歯科医師として伝えたいこと
「歯科はどこも一緒」、「どこで作っても入れ歯は同じ」、「だからどこに行けば良いかわからない」と思われている方へ。
実は、設計・素材・噛み合わせの考え方によって、義歯の快適さはまったく違います。
私は、義歯を通して“噛む喜び”を取り戻していただきたい。
そして、「もう入れ歯ではない。自分の歯のように噛める」と感じていただきたい。
それが、アキ歯科クリニックがめざす医療です。
最後に
もし今、入れ歯が合わずに困っているなら、
「作り方」や「設計」に問題があるのかもしれません。
あなたにぴったり合う義歯があれば、
硬い食べ物をしっかり噛み、笑顔で会話を楽しむことができます。
アキ歯科クリニック(兵庫県尼崎市)では、
テレスコープ義歯をはじめ、金属床義歯・ノンクラスプデンチャーなど、
患者さん一人ひとりに合わせた“オーダーメイド義歯”を製作しています。
“噛めること”は、生きること。
義歯は、人生をもう一度豊かにしてくれる医療です。
お気軽にご相談ください。
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