尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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コラム

アルコール摂取と口腔内

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みなさん、こんにちは!

今回は、久しぶりに家族と昼飲みをした私のお話をしたいと思います。

なんだ、歯と関係ないじゃないかと思っているみなさん、大丈夫。安心してください。

ちゃんとお口の中と結び付いていきます。

【お酒あるある話】

アルコールを摂取される方で、歯科医院に来院される方の中で90%のかたは言うであろうこのセリフ。

『アルコールだろ、消毒と一緒だから、口も殺菌されてるだろ♪』

このセリフを何十年と聞いています、はい。

みなさん、どなたから教わっているのですか??出所、教えてください。

さて、消毒用のアルコールと、飲酒用のアルコールは原料は同じですが違います。

消毒用のアルコールを間違って飲まないでくださいね!

【アルコール摂取がもたらすお口の変化】

①ハミガキがめんどくさくなって、ベッドイン

これは酔っ払いによくあるお話ですが、へべれけに酔った後、そのまま寝てしまうという1番最低な奴です。ただでさえ、口の中が臭くなっているのに、次の日の口の中は最低、地獄です。パパ、くさいです。覚悟してください。

②お口が乾燥して細菌の温床になる

アルコールを摂取したあとは、身体がアルコールを外に排出するために、尿や汗を多く出していきます。

みなさんも、飲み会でトイレに行く回数が増えたりすること、ありますよね。

と同時に、お口の中の水分もなくなっています。唾液の量も各段減っているのです。

となると、自浄作用の精度は落ち、なおかつベッドインですから、お口の中は細菌のやりたい放題となるわけです。

ということは・・・

むし歯

アルコールに糖質0(ゼロ)と記載されているものがありますよね。

そう、お酒の種類によっては、糖類が入っているものもあるんです。

《糖類の多いお酒》

ビール・ワイン・日本酒・リキュール・梅酒・カクテルなど

ビールは知りませんでしたが、カクテルは甘いものも多く、むし歯もできそうなイメージがつきますね。

《糖類の少ないお酒》

ウイスキー・ブランデー・焼酎など

これはアルコール濃度も高く、大人な飲み物って感じがします。

以前にもお話しましたが、糖類がお口の中に滞在する時間が長ければ長いほど、むし歯になるリスクが高まります。(お口の中のphがもどらないため)

歯周病

歯周病菌は嫌気性菌で、酸素を嫌がります。

お酒を飲んだ方は『はぁ~』と呼気を出すことも多く、唾液量も少ない。そしてハミガキをせず寝てしまうとなれば、歯周病さん、お願いしますと自分から言っているのと同じです。

【私はどう回避したか】

①べろべろにならない!

ハミガキができる程度にアルコールをセーブしました。

(まぁ、そんなに強くないのでできるんですけどね)

ハミガキをおろそかにしないこと、これはちりも積もればなんとやら!です。

特に新入社員がきたときの歓迎会シーズンと忘年会シーズン、みなさん歯を痛めて歯医者さんにやってきます。気を付けましょう!酒は飲んでも飲まれるな!です。

アルコール摂取によって、血流がよくなり、歯ぐきが痛くなる方もいらっしゃいます。

②お水(チェイサー)を十分に飲む!

お口の中がアルコールを排出しようとしているときは脱水になります。

お口の中もカラカラです。

お水をしっかり間に挟んで飲んでいきましょう!

あと、飲み会の場ではがやがやしていることが多いので、大声を出し、余計に口がカラカラになることがありますので、環境にも注意です。

③飲むお酒を選ぶ

カクテルや梅酒、ワインを飲み続けると糖質が多くなってしまうので、ウイスキー、焼酎がお勧めです。(私は甘いものしか飲めないので、ひたすら水です)

④ハミガキをする!

どんなに飲んでいても、必ずハミガキをしています。

帰ってすぐする方がいいです!

おろそかになっているかもしれないけれども、これだけは必ず。

さぼったり、おろそかであった場合は、次の日の自分の口が教えてくれます。

ネバネバしてるし、くさいです。ねこもどっかいきます。

【まとめ】

アルコール摂取はお口の中に影響を与えることがあります。

しかし、自分でお口の中を守ることも可能です。

健康な日々を送れるように、『健口』も維持していきましょう!!