Column
コラム
あなたは歯周病に罹っている??
- 2023年3月5日
- コラム
みなさん、こんにちは!
前回は歯周病になりやすい生活環境について、お話させていただきました。
今回は、歯周病になりやすい生活習慣を知って頂いたうえで、あなたがいま、歯周病に罹っているかどうか、症状や、検査から導き出す結果について、また歯周病に罹ったら、どんな治療をするのかをお話していきたいと思います。
歯周病について
このコラムでも何度も出てきていますが、
歯周病は、
- 30歳以上の成人の約8割が罹患している
- 世界で最も感染者が多い病気としてギネスに認定
- 歯を失う原因第一位は歯周病
- 歯周病は歯肉や周りの組織が細菌感染する
- サイレントキラーと呼ばれるほど症状に気づきにくい
歯周病の症状
- 歯肉から出血がある
- 歯がぐらぐらする
- 歯肉が腫れる
- 歯肉から黄色い膿が出る
- 歯肉が下がってきた
- 口臭がする
歯周病の症状は、ご自身ではなかなか気づきにくいです。
『①歯肉から出血がある』に当てはまる方は、一度歯科検診を受けていただくことをお勧めします。
歯科衛生士はどうやって歯周病の検査をしている?
歯科衛生士は歯周病の検査として、下の絵のように歯肉の溝の深さをプローブを使って測っています。
健康な状態では、1〜2㎜の溝(歯肉溝)ですが、
歯肉が細菌感染し、炎症が起きていくと、
軽度歯周病では、3〜4㎜の歯周ポケット
中度歯周病では、4〜6㎜の歯周ポケット
重度歯周病では、6㎜以上の歯周ポケットが形成されます。
ポケットを測ったときに、出血があるかどうかも重要です。プローブは歯肉に刺しているのではないので、計測中に出血があるというのは炎症がある証拠です。