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「本当に良い治療を選びたいあなたへ」― 自費診療だからこそできる、あなたの未来を見据えた治療計画 ―

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みなさんは、歯科治療にどんなイメージをお持ちでしょうか?

「痛くなったら行くところ」「虫歯や歯周病の治療をする場所」――もちろんそれも大切な役割ですが、私たち歯科医師は今、もう一歩先を見ています。

それは、「10年後、20年後も快適に噛めるお口を保つための医療」です。

そしてそれを実現できるのが、自費診療という選択肢なのです。

なぜ、自費診療が必要なのでしょうか?

日本の医療制度は非常に優れた仕組みで、保険診療によって多くの人が基本的な歯科治療を受けることができます。しかし、保険診療はあくまで「最低限の治療」にとどまり、見た目の美しさ・噛み心地・将来の予防といった要素までは十分にカバーしきれません。

たとえば保険診療では、歯を補う際に金属(いわゆる銀歯)や保険レジン(プラスチック)を使用するのが基本ですが、これらは経年劣化や変色が避けられず、周囲の歯や歯ぐきに負担がかかることもあります。見た目や耐久性、機能面でも限界があるのです。金属は海外では使わない傾向にあり、少なくとも妊婦さんやお子さんには使用しない国ばかりになっています。

一方で、自費診療は治療法・材料・設計すべてを自由に選べる医療です。つまり、患者さん一人ひとりの生活や価値観に合わせて、ベストな治療をオーダーメイドで提供できるのです。

治療計画は「今」ではなく「未来」を見据えて立てます

自費診療でまず重視するのは、現在の症状だけでなく、将来のお口の状態を含めた長期的な視点です。

私たちは、以下のような考えで治療計画を設計しています。

  • 今の痛みをとるだけでなく、再発しにくくするにはどうするか?
  • 噛み合わせのバランスを崩さず、10年後も快適に食事ができるか?
  • 被せ物が自然に見え、顔全体の印象も良くなるにはどうしたらよいか?

こうしたことを可能にするには、精密な診査・診断が不可欠です。保険診療では制限のある検査や材料も、自費診療ではCT撮影、マイクロスコープ、精密印象、咬合分析などを自由に組み合わせることができます。

そして、見た目だけではなく「機能」と「健康寿命の延伸」に本気で向き合う治療ができるのです。

あなたのご希望を最大限に取り入れた計画が可能です

自費診療のもう一つの大きなメリットは、「患者さんと一緒に治療計画を作れる」という点です。

たとえば、

  • 「大事な前歯だから、できるだけ自然に見せたい」
  • 「インプラントでしっかり噛めるようにしたい」
  • 「金属アレルギーが心配なのでメタルフリーにしたい」
  • 「子育て中で時間が限られているので、通院回数を調整してほしい」

このようなご希望は、保険診療では制度の枠組みによって反映できないことが多いのが現状です。

しかし自費診療であれば、時間、予算、審美性、耐久性など、すべての要素を考慮した上で、あなたにとって本当に納得のいく治療プランを一緒に組み立てていくことができます。

実際にどのように違うのか?(例:前歯の被せ物)

比較項目 保険診療 自費診療
使用材料 プラスチック系(レジン前装冠) セラミック、ジルコニア、ジルコニアボンドなど
審美性 経年劣化、変色しやすい 天然歯のような透明感と色調再現
耐久性 数年で再治療のリスクあり 適切な管理で10年以上の安定性も
かみ合わせへの配慮 限定的 全体のバランスを考慮した設計
治療計画の柔軟性 制限あり 患者に合わせて完全カスタマイズ可能

費用は“高額”ではなく“投資”です

自費診療は保険が効かないため、治療費は確かに高く感じられるかもしれません。ですが、それは単なる「費用」ではなく、『お口の健康と生活の質への“投資』と考えていただきたいのです。

短期間で再治療を繰り返す保険治療と、10年以上トラブルなく使える精密治療とでは、長期的なコストにも差が出ることがあります。

そして何より、見た目の安心感、快適な食事、歯を失うリスクの軽減といった「価値」は数字では測れない大きなメリットです。

私たちが目指すのは「人生に寄り添う歯科医療」

治療を終えた患者さんが、「こんなに噛めるのは久しぶり」「歯を見せて笑えるようになった」「治療して本当によかった」と言ってくださる瞬間。

そして実はお悩みのある患者さんは、悩みが解決するとやりたいことがあるのです。

  • 今までは誰かと食事をしても悩みが気になって楽しく会食ができなかったけれど、心置きなく人と食事に行けるようになった。
  • 今までは孫たちと食事していても食べられないものが多く心配されていて心から楽しめなかったが、孫たちと同じメニューが食べられるようになり、楽しい時間を過ごせるようになった。

それは、保険・自費を問わず、歯科医師にとってこの上ない喜びです。

しかし、本当に理想的な結果を目指すには、保険の枠だけでは限界があるのも事実です。だからこそ私たちは、選択肢としての自費診療を大切にしています。

患者さん一人ひとりの価値観に合わせた治療――それが、自費診療の本質です。

まとめ ― あなたの「これから」を守る治療を

最後に、あらためてお伝えしたいのは、「保険診療が悪くて自費診療が良い」ということではありません。

それぞれに役割があり、大切なのはあなた自身が納得し、安心できる選択をすることです。

私たちは歯科医師として、そしてあなたの健康を守るパートナーとして、今だけでなく未来を見据えた最適な治療をご提案します。

自費診療についてご不明な点や不安な点があれば、どんなことでも遠慮なくご相談ください。

あなたの一歩が、10年後の笑顔を守ります。