尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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コラム

フッ素について

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皆さんは「フッ素」はご存じでしょうか?
実はほとんどの方が毎日使っておられる歯磨き粉の中にはフッ素が入ってます。日本で販売されている歯磨き粉のほとんどにこのフッ素は配合されているのです。

<そもそもフッ素って何?>

フッ素は、魚介類や野菜、肉、牛乳、塩、お茶の葉っぱなど、ほとんどの食品に含まれており、ビタミン類の様に、毎日摂らなければならない必須の栄養素に位置付けられています。
(ただ、フッ素は単体ではなくナトリウムと結びついた「フッ化ナトリウム」、カルシウムと結びついた「フッ化カルシウム」など必ずほかの物質と結びついて存在しています。)

<歯に対しての役割>

フッ素は歯に対しては、次のような働きをして、虫歯の発生を防ぐ効果があり、予防に有効な成分として注目されています。

<●エナメル質の修復を促進>

(虫歯の項目でも何回かお話しさせて頂いていますが、)虫歯の原因である細菌が歯につくと、虫歯菌は酸を産生しエナメル質を溶かします。その時に、歯からカルシウムやリンが溶け出すのですが、フッ素は酸により歯から溶け出したそのカルシウムやリンを補うこと(再石灰化)を促進します。

<●歯の質を強化>

歯の一番表層の壁のエナメル質を酸に溶けにくい性質に変えてくれて、虫歯への抵抗力を高めます。

<●菌の働きを弱める>

虫歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。

<世界各国でのフッ素応用法>

日本でも今ではだいぶ子供の虫歯の数は減っては来ましたが、虫歯予防先進国に比べるともう少しといったところです。

世界各国では、積極的にフッ素を取り込んでいて、水道水やミネラルウォーター、牛乳など身近なものにフッ素を配合させているところや、サプリメントで積極的に摂取する方法もあります。

<日本での課題>

日本でも以前は地域によって試験的に水道水にフッ素を取り入れている(フロリデーション)ところもありましたが、『斑状歯』という、歯の形成期、永久歯では出生から満8歳までの間に高濃度のフッ化物を含む飲料水を継続的に飲用すると、歯のエナメル質が白く濁って見える、歯のフッ素症 と呼ばれる(歯がつくられるとき、厳密にはエナメル質の形成時だけエナメル質をつくる細胞(エナメル芽細胞)がフッ化物に敏感に反応し、過剰摂取が続くと体のほかの組織には異常が全くみられなくても、歯が白くなるという、)問題が発覚したため、フッ素に対しては否定的な意見もありました。

研究が進み、濃度や量や使い方を守れば心配ないということや、日本では主にフッ素を体内に取り込む方法ではなく外用で取り込む方法が行われています。また、体内に入ってもフッ化物の90%は24時間以内には排泄されます。

<歯科でのフッ素応用法>

・フッ化物配合の歯磨き粉の使用
・フッ化物洗口
・フッ化物歯面塗布法
・フロリデーション(フッ化物を配合させた水道水)←日本では現在はされていません。

<フッ素入り歯磨剤の虫歯予防に有効な歯磨き方法>

①1日2回以上使用する。
②歯磨剤は2センチ(学童期前は1センチ)をたっぷりつける。
③2分間磨く。
④お口すすぎは少量の水で20秒間行う。
⑤歯磨き後、2時間は飲食しない。

<フッ素が必要なのは子供だけではありません>

歯磨剤のフッ素は比較的低濃度なので毎日使い続ける必要があります。当院では、虫歯の危険性の高い方には、さらにそれに加えてフッ素塗布をお勧めしています。このフッ素は歯磨剤のフッ素濃度に比べると、高濃度です。(全体に塗る場合は保険外になります。)
毎日のケアに時々プラスすることで、効果アップになります。

フッ素塗布というと、お子さんというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は大人の方でも必要です。
もちろん虫歯の危険性の高い方にはフッ素を積極的に取り入れて欲しいのですが、年齢とともに歯ぐきがやせると歯の根の部分が露出してきます。この根の部分は歯の頭の部分に比べ、外壁の構造も違い、表面の性状も汚れが付きやすく磨きにくいので、比較的虫歯になりやすいのです。(ちなみに根の部分の虫歯を根面う蝕と言います。)

この根面う蝕の危険性のある方には、当院では全体的な高濃度のフッ素塗布をお勧めしております(保険外になります)。興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

<当院でお勧めするもう一つのフッ素>

当院では、もう一つのフッ素の取り入れ方として、ガムをお勧めしています。
グリコのポスカFというガムで歯科でしか購入できないものになります。ポスカFは、歯に大切なミネラル成分のカルシウムとフッ素が配合されています。もちろん砂糖は使用しておらず、虫歯の原因となる酸を作らないため、食後だけでなく、歯磨きの後にも召し上がって頂けます。

POs-Ca成分と緑茶エキス(フッ素含有)を配合
【POs-Ca成分の特徴】  
           
●正式名は、リン酸化オリゴ糖カルシウム。
●むし歯の原因となる酸をつくらない食品素材。
●世界7カ国で特許を取得している、だ液に溶けやすいカルシウム素材。
●北海道産じゃがいも由来のカルシウム食品素材。
●日本が世界に誇る科学研究施設「SPring−8」で実証実験を行なった初めての食品素材。←ポスカFが歯に作用して、歯の再結晶化が科学的に認められました。
(グリコHPより抜粋 https://www.glico.com/jp/health/contents/poscaf/

そして、配合されているフッ素も緑茶から取った物なので、安心して召し上がって頂けます。

このように、歯磨き以外にも、フッ素を上手に取り入れて虫歯予防していきましょう。