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仕上げ磨きはいつまで?
- 2022年6月18日
- コラム
みなさん、こんにちは!
今日は、お母さんからの質問も多い、【仕上げ磨き】についてお話させて頂きます。
定期検診時、お母さんから
『子供の仕上げ磨きはいつまでするんですか?』
『もう一人で磨けるので、仕上げ磨きはしてません』というお言葉を聞くことがあります。
お子さんが成長するにつれて、自我も芽生えますし、もう一人で磨けるならいいかなと思うのも当然です。
ただ、『一人でハミガキが出来る』から、『もう仕上げ磨きはいらない』ではありません。
では、いつまで仕上げ磨きが必要なのでしょう。
歯科医院で推奨している時期は10〜12歳。
この年代は永久歯が生え揃う時期。
歯の高さがバラバラであったり、生え変わりの時期でグラグラしている歯があったり。乳歯と永久歯が混在する口の中は、磨きにくいし、汚れも残りやすいです。
そして、ハブラシだけでは取りきれない、歯と歯の間の汚れにフロスを使って欲しいので、使えるようになるまで、また、永久歯が生え揃っていくことを確認するために、仕上げ磨きがとても大切になります。
『12歳って中学生!やらせてくれない』
『そんなに長い間しないといけないの?』
というお声も聞こえてきますが、
歯が生えてきた0歳と永久歯が生え揃う12歳では、仕上げ磨きの方法も変わってきますので、全部仕上げ磨きすることも12歳ではありません。
仕上げ磨きの役割
0歳から2歳くらい
→口の中を触られることに慣れる
3歳から5歳
→ハミガキの習慣づけ
お子さんにハブラシを持ってもらう練習をしながら、最後にしっかり仕上げ磨き。
6歳から9歳
→6歳臼歯が生えてくる頃
噛み合わせや歯と歯の間を仕上げ磨き10歳から12歳
お子さんが磨いた後、磨き残しがないかチェック必要であれば仕上げ磨きをする
仕上げ磨きにあったら助かるグッズやポイントをここでご紹介。
(1)赤ちゃんには赤ちゃん用
お母さん、お父さんには仕上げ磨き用のハブラシ
お子さん用の小さなハブラシで、仕上げ磨きしていませんか?
持ち手は大人、毛先は子供のハブラシを使うことで、持ち手の不便さを解消し、より快適なハミガキが可能です。
(2)お子さんが好きなキャラクターのハブラシ
イヤイヤ期に入る頃、モチベーションを少しでもあげるために、キャラクターが入ったハブラシもおススメです。
大人でもお気に入りのグッズを使うだけで、気分が全然違う、なんてこともありますね!
(3)動画やおもちゃ(幼児期)
ハミガキの大切さや、楽しさを遊びから学んでいくと、ハミガキの時間がよりステキな時間になりますね。こんなおもちゃもあるのかと、感心してしまいました笑
おかあさんといっしょの『はみがきじょうずかな』や、はみがきのうたもたくさん動画であがっています。
動画をみながら一緒にハミガキするのもいいですね!
(4)染め出し剤
歯医者さんに行くと、『磨き残しを赤く染めますね』と言われて、口の中が真っ赤になったことありますか?おうちでも出来る様に、いまでは市販でも染め出し剤を販売しています。
磨き残しが目に見えるので、お母さん、お父さん、お子さん本人も、見やすく成果もわかりやすいです!お洋服についてしまうと中々取れないものもあるので注意して使用しましょう。
(5)フッ素入り歯磨き粉
フッ素は歯を強くする作用、歯を再石灰化する作用があり、むし歯予防効果が30〜40%あると言われていて、WHOも積極的使用を推奨しています。
歯科で販売している、フッ素入りの歯磨きペーストの濃度は、お子さんの年齢に合わせて設定されており、より効果を発揮できるものになっていますので、ぜひ並んでいるものをご覧ください。
歯医者さんのはみがきがいいと言って、歯磨き粉を変えたら、磨くようになったお子さんもいます。
ライオンから販売されているcheck upは、味も良く、高評価をいただいています。
歯磨き粉は味が違うだけでなく、フッ素濃度が違います。
大体の目安は、
上下の前歯が生えてきた頃から3歳くらいは
フッ素濃度【500ppm程度】
うがいができるようになった3歳からは
フッ素濃度【1000ppm程度】
口の中が大人と同じに出来上がった15歳くらいからは
フッ素濃度【1500ppm程度】
のものが良いです。
(6)歯科健診
やっぱりこれが本当に大事!
3ヶ月に1回、しっかりチェックしていきましょう!
予防で通う歯医者さんを習慣化できれば、大人になってもその習慣は残ります。
そして、色々ご紹介しましたが、お子さんひとりひとりに合った方法を探していきます。また、こんな方法でうちは乗り切った!など、成功体験があれば、健診時ぜひ教えてください!
ここまで仕上げ磨きについてお話してきましたが、乳歯も生えたての永久歯もとても柔らかく、むし歯になりやすくなっています。
仕上げ磨きを行うことで、守れる歯があります!!成長とともに方法も変えていきながら、健康なお口を保っていきましょう!
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