尼崎市、園田駅徒歩2分の歯医者|アキ歯科クリニック

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歯みがきについて〜タイミングや時間帯〜

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歯みがきの方法や歯みがきの道具(歯ブラシ、フロス、歯間ブラシ、一本ブラシ)についてお話しさせて頂きましたが、今回は歯磨きについてのプチ情報です。

尼崎市 歯医者 アキ歯科クリニック 歯磨き

歯みがきはいつが良いの?

歯みがきを1日何回してますか?と当院ではケアの際に患者さんによくうかがっています。
皆さん様々ですが、最近は若い方でも1日1回と答えられる方も多いです。

皆さんそれぞれの生活パターンが違うので、1日1回ではいけません!とは言えません。
当院では、出来れば食後は磨いてくださいとお伝えしますが、朝晩の1日2回を推奨しています。
ただ、1日1回の方には、その1回は朝ではなく夜、特に寝る前に念入りに磨いてくださいとお伝えしています。
寝ている間は起きている時より唾液が出にくく、唾液には抗菌成分など虫歯や歯周病になりにくくする作用があるのでそれが少なくなることによって、菌の活動性が高くなるのです。その環境で菌の餌(磨き残しや食べかすなど)があると、菌はどんどん活動していき、虫歯や歯周病を進行させていきます。

食事や間食のたびに菌の活動性を高めているので、歯みがきの回数は多い方が良いのですか、1番危険な夜だけでもしっかり磨いて、お口の中をきれいにリセットすると、予防効果はかなり高いです。

朝、歯みがきするメリット(利点)

この数年間、新型コロナウィルスが私たちの生活を一変させました。新型コロナウィルスを予防するために、手洗いやマスクをしたり、人混みを避ける・人との距離を取るといったソーシャルディスタンスなど対策を取らなければならない生活を余儀なくされています。
実はこのウィルス対策としては、起きてすぐの歯みがきが効果があることがわかっています。
今の冬の季節であればインフルエンザウィルス対策には、起床後すぐ歯みがきしましょうと以前からお伝えしています。
寝ている間は、菌やウィルスが口の中に侵入すると増えやすくなっています。その増えた状態で食事をすると感染する危険性が高まるので食前に歯みがきをする事はとても有効です。

また、「舌みがき」もお勧めしています。舌にも汚れが付きやすいので、時々お手入れする事で、菌やウィルスの感染予防に効果を発揮します。あまりゴシゴシ擦りすぎたり、頻繁にやりすぎると常在菌(菌でも悪いものではない菌)のバランスを崩してしまい逆効果になるため、当院では大体2、3日に一回して頂くよう、必要な方には説明させて頂いております。また、舌専用のブラシも販売しております(当院にもありますが、ドラッグストアやスーパーなどでも取り扱いがございます)。

尼崎市 歯医者 アキ歯科クリニック 舌用のブラシ

このように、歯みがきにも目的によってより効果のある方法がありますので、ぜひお試しください。

歯みがきのタイミングはいつが良いの?

以前は食後すぐ磨きましょうと言うのが一般的でしたが、現在は当院では食後30分くらいあけて磨きましょうとお伝えしています。

食後はお口の中が酸性に傾きます。歯は酸に弱いので、そのタイミングで歯をこすってしまう(摩擦してしまう)と、歯が少しずつすり減ってしまうのです。
口の中が元の状態に戻ってから歯みがきする方がすり減らずにすむので、食後すぐに磨くことはお勧めしていません。

また食事内容や食べ物によって、口の中を酸性にしてしまうものがあります。酢はもちろんのこと、果物も実は酸性に傾きやすいのです。
逆に、酸性になりにくい食べ物もあります。

唾液をしっかり出すことにより、酸性に傾いた口の中の環境を早く元に戻すという方法もあります。唾液をしっかり出すには、
①よく噛むこと
②唾液腺マッサージをする
などがありますが、なるべく咀嚼回数を多くするようなかみごたえのあるものを食事の中に取り入れてもらうと良いでしょう。

よく噛むことで、歯の噛み合わせの面は自分で自分をきれいにする(自浄作用と言います)作用を持っているので、唾液も出しながら自分をきれいにするという一石二鳥の効果が得られます。

ぜひ皆さん歯みがきを楽しんで下さいね♪

尼崎市 歯医者 アキ歯科クリニック 歯磨き