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コラム
知覚過敏
- 2025年1月15日
- コラム
みなさん、こんにちは!
みなさんの中に、
『冷たいものが歯にしみる!』
『ハブラシが歯に当たると痛い!』
『うがいの水がしみる…』
『最近、歯が長くなった気がする…』
なんていう症状がある方はいませんか??
私はアイスが右上にとーってもしみます。
歯科衛生士でも知覚過敏…悲しい…
歯が痛むので、むし歯だと思って来院された方が実は知覚過敏だった!なんて患者さんもいます。
【知覚過敏はなぜ起こる?】
歯の表面はエナメル質で覆われています。
エナメル質の下に、象牙質があり、その奥に神経があります。
なんらかの理由で象牙質が露出してしまうと、象牙細管というストローのような筒が神経に向かって走っており、冷たいものが刺激になり、神経に伝わって痛みが発生します。
【知覚過敏の症状】
冷たいものだけがしみる
冷たいものを口にして少しすると痛みが落ち着く
ハブラシが当たると痛い
甘いもの、酸っぱいものがしみる
など、痛みの時間が限られています。
以前患者さんの中に、冬場、風がしみると仰っていた方がいました。
冷たい風も知覚過敏には敵なのですね(泣)
【知覚過敏の原因】
・ゴシゴシハミガキ
ハミガキの力ってどのくらいで行っていますか?
ハミガキは、100〜200gほどの圧力で行うものです。
圧力が強すぎると、毛先がバラけて歯ぐきを傷つけてしまうこと、汚れが取れなくて歯周病が進み、歯ぐきが下がり、象牙質が露出し、しみてしまい、そして磨けなくなる。負のスパイラルですね、
まず、ハブラシの毛先が広がらないこと、毛先が歯と歯の間に入ること、シャカシャカ音がすること。
ゴシゴシ音がするときは力がかかり過ぎています。
もしも、ハブラシをグー握りしている場合は、ペンを握るようにハブラシを握ってみましょう。
・歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりで歯の表面または、根が傷つき、削れてしまうことで、知覚過敏を発症することがあります。
・歯周病
歯周病が進むと歯ぐきが下がります。
健康であれば歯ぐきや骨に守られていた歯の根が見えてしまうと、エナメル質で守られていない組織なので刺激が神経に伝わりやすくなり、知覚過敏を発症します。
また、一部のみ歯ぐきが下がるので、磨きにくくなり、さらに歯周病が進行するという負のスパイラルが起こります。(大事だから何度でも書く)
・加齢
歯周病にかかっていなくても、年齢とともに歯ぐきや骨は少しずつ下がります。
・酸性の食品
酸性の食品は長く摂取し続けることで、歯を溶かし、知覚過敏を発症することがあります。
炭酸の甘いジュースやスポーツ飲料を常に飲んでいる場合は要注意です。
【知覚過敏のセルフケア】
・知覚過敏専用の歯磨き粉を使用する!
シュミテクトが有名ですね。
シュミテクトには硝酸カリウムが配合されています。
この硝酸カリウムは、象牙細管に蓋をして、神経の過敏性を軽減します。
・知覚過敏専用の歯磨き粉を使用したあとのうがいは少量で!
歯磨き粉の成分をお口の中に残すためには、少量のうがいで終わりましょう!
・薬用成分を持続させるために、知覚過敏専用の歯磨き粉を継続して使おう!
1回で効く歯磨き粉はありません。
継続して使用して効果を最大限得ましょう!
・歯をゴシゴシ磨かない!
優しい力で労わって磨きましょう!
・マウスピースを使いましょう!
歯ぎしりや食いしばりで歯がしみている場合、マウスピースを使うことで歯への負担を減らすことができます。
【治療方法】
・フッ素塗布
フッ素を塗布して歯を強化
・詰め物をする
欠けたりしている場合は、詰め物をすることで刺激を抑えることができます。
・マウスピースを作る
マウスピースで歯の負担を軽減。
・歯周病の治療
歯周病の治療をして、歯ぐきが下がることを防ぐ
【まとめ】
知覚過敏のセルフチェックをしてみましょう
①冷たいものがしみる
②甘いものがしみる
③酸っぱいものがしみる
④ハブラシが当たると痛い
⑤歯ぎしりや食いしばりがある
これらの中でひとつでも症状が当てはまれば、知覚過敏かもしれません。むし歯かもしれないけど…
こんな症状がある場合は、歯医者さんに行きましょう!
むし歯であればむし歯治療が必要だし、知覚過敏であれば、知覚過敏の処置ができます。
迷っている方はぜひ一度来院してくださいね!
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