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フレイルって知ってますか?

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みなさん、こんにちは!

今年の夏も暑いですね。

不要不急の外出は控えましょうと、ニュースで耳にすることも増えてきました。

そこで注目されているのが『フレイル』です。

 

【フレイルとは…】

加齢により、心身が老い衰えた状態を言います。

体重減少、何をするにも面倒になり疲れやすい状態、歩行スピードの低下、握力の低下、身体活動量の低下が見られた場合、フレイルと判断できます。

フレイルは体重減少などの身体への影響と、何をするにも面倒になるなど、心への影響も含まれているのがわかりますね。

 

【夏の生活を思い出して】

フレイルは『加齢により…』と記載していますが、ここで注目なのが、夏の私たちです。

思い出してみてください。

今年の夏も暑くて猛暑日が続いています。

不要不急の外出は控えましょうとテレビでアナウンスされている日がほとんどです。

外出せず家の中で過ごすと、おのずと歩くなど身体活動量が減少します。

そして何より暑いので、やる気も失せ、起きてるだけで疲れちゃう…そんな状態に。

ぐったりしているので歩くスピード、いや動くスピードも遅くなり、結果フレイルに陥っている!!

フレイルなんて、高齢の人にしか関係ないよねー!なんて言っているそこのあなた。

若い世代からフレイルが起きる可能性があります!!

 

【お口の中にもフレイルが忍び寄ってきている】

お口の中のフレイルを『オーラルフレイル』と言います。

オーラルフレイルとは、お口の機能が低下した状態のことを言うのですが、例えば、むし歯を放ったらかしにして、それまで噛めてたものが噛めなくなってしまったというのもオーラルフレイルです。

これも高齢の人だけでしょ?なんて思ってません?

これは私が幼き頃の話ですが、夏休み、留守番が多かったこともあり、水で湯掻けばすぐ出来る素麺ばかり食べていました。

素麺なんて飲み物で、噛まずにちゅるっと飲み込んでいました。もう秒で食べ終わっていたほどに。

素麺をもぐもぐする方が難しい…

そして日が経ち、夏休みが終わったある日、フランスパンを幼き私はかじりました。

めっちゃ歯と顎が痛かった!!

今思えば、歯と顎を使わずに軟らかくて食べやすいものばかりを食べていて、歯も顎も使ってなかったから、歯も顎もびっくりしたんでしょうね。

フランスパンが石のようでした。

これ、今日買ってきたやつ?何日か前のじゃなくて?と疑って、親に怒られたのを思い出しました笑

幼い私にもオーラルフレイルは忍び寄ってきていたんです。

 

【オーラルフレイルを予防しよう】

さて、みなさんはいかがでしょう。

夏バテして食欲が低下していたり、外出を控えて運動不足だったり、素麺食べてばっかりだったり。(素麺は美味しい)

こんなバテバテの夏を過ごしていると、みなさんの側にもオーラルフレイルが忍び寄ってきます。

オーラルフレイルを防ぐためには、

①お口を動かそう!

お口の周りは全て筋肉!使わなければ筋力は落ちていきます!

おうちで話すのも良し。お一人なら歌を歌っても良し!

ゲームならオンラインで話すも良し!

zoomで話しても良し!

とにかく、顎を使いましょう!

②歯ごたえのあるものを食べよう!

素麺を例に挙げましたが、歯を使わず飲み込めるものは、お口の機能をあまり使いません。

夏野菜でいえば、きゅうりを少し大きめに切って食べても良いですね!

③アイスやジュースなど甘いものを食べたり飲んだりした後はハミガキをしよう!

夏休みになると普段よりも食べてしまうおやつ。

むし歯になるリスクが高くなる季節、しっかりハミガキをして、むし歯を防ぎましょう!

④夜ふかしをしない!

生活のリズムが狂ってしまうと、身体の免疫バランスも崩れて、ちょっとしたことで歯ぐきが腫れて痛くなったりします!

夏は羽目を外してしまう季節ではありますが、健康第一ですよ!

⑤おうちでもストレッチ

おうちでダラダラしてばかりいると、身体の筋力が衰えてしまいます。

たくさん動かなくても、おうちでのびのびストレッチしてみましょう!(お前が言うな感が半端ない…)

 

【まとめ】

フレイルって、高齢の方に当てはまるものってイメージだったと思いますが、若い世代でもフレイルは忍び寄ってきています。

お口の機能を鍛えて、フレイル予防していきましょう!