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フッ素の効果、でてる??

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みなさん、こんにちは!

フッ素(フッ化物)の効果について以前お話しましたが、効果を発揮できる使い方について、お話しできていませんでした。すみません!

これいいよーと言っておきながら、使い方をお伝えしていないとか、失念が過ぎますね。。

 

今回は日常生活に馴染み深い『フッ化物配合歯磨剤』いわゆる歯磨き粉についてお話をしていくのですが、今回私がみなさんにお伝えしたいことはこの4つです。

①歯磨剤の量
②フッ素の濃度(ppm)
③うがいの水の量、回数
④おすすめの歯磨剤

歯磨剤の量なんて、ハブラシに目一杯じゃない?

CMでもそうしてるのよく見る!

うがいって、コップに1杯の水じゃないの?

など、お声が聞こえてきそうですが、

果たして子供から大人まで、全ての人に適応しているものなのでしょうか。

フッ素の効果をしっかりと出していくために、正しい使用法を一緒にマスターしていきましょう!

【①歯磨剤の量】

前述した通り、CMではハブラシに目一杯出されていますが、これはCM用に出されたもの、つまり『映え』ですね!

実は年齢によって適切な歯磨剤の量は変わるんです。

 

・歯が生えてから2歳まで
歯磨剤の量→1〜2ミリ程度(米粒くらい)

・3〜5歳
歯磨剤の量→5ミリ程度(グリンピースくらい)

・6歳以上
歯磨剤の量→2センチ程度(ハブラシ全体)

普段の使用量と比べて、いかがでしたか?

6歳以上になると、ハブラシ全体に歯磨剤をつけることが推奨になることがわかりました!

では続いて、フッ素の濃度を見ていきましょう。

【②フッ素の濃度(ppm)】

こちらも年齢によって適切なフッ素の濃度が決まっています。

・歯が生えてから2歳まで
フッ素の濃度→900〜1000ppm

・3〜5歳
フッ素の濃度→900〜1000ppm

6歳以上
フッ素の濃度→1400〜1500ppm

日本はフッ素に関して2023年の1月から、基準が変更になりました。

歯科衛生士からすると、やっとかといったところです。

【③うがいの量、回数】

さて、いよいようがいの量、回数までやってきました。

ここがハミガキ指導で1番みなさんに驚かれるところです。

『本当に衛生士さんもそうしてるんですか?』と聞かれることもしばしば。。

 

うがいの量は『15ml』
大さじ1杯と同じ量。

ペットボトルのキャップ2杯分くらい。

 

回数は、『1回』

大さじ1杯くらいの水でたった1回!

 

フッ素をお口の中で保つように、このような方法を推奨しています。

 

でもでも、なんか気になりますよね。

歯と歯の間に挟まったやつとか、出てくるじゃん。

て思ってますよね。

 

はい、なので、フロスはハミガキの前に!

先にうがいを複数回しておくと良いと思います!

【④おすすめの歯磨剤】

お子さん用

・チェックアップkodomo

フッ素濃度は950ppm。

フレーバーがブドウ、アップル、ストロベリーと美味しい味です。(味見しました!)

低研磨で歯にも優しいし、低発泡でお口の中でハブラシを動かす時間もきちんと確保できます。

 

大人用

・チェックアップ スタンダード

フッ素濃度は1450ppm

私が1番好きな歯磨剤です。

この歯磨剤は、低研磨、低発泡はもちろん、優しいフレーバーで何分でもハミガキしていられるのはもちろん、コスパが良い!!

歯医者さんに行くと、1本1000円越えの歯磨剤が揃えてある中、ほんとにリーズナブルで優秀です。

騙されたと思って是非。

 

・コンクールジェルコートF

フッ素濃度は1450ppm

これも私の好きな歯磨剤です。

好きなんですけど、お値段1000円越えるので2番目です。

こちらの商品は、研磨剤も発泡剤も入っていません。

むし歯も歯周病も予防したい、大人の方におすすめです。

【まとめ】

いかがでしたか?

いまご自身で使用している歯磨剤、フッ素濃度はどのくらいですか?お手にとって確認してみてくださいね!

うがいの量や回数を覚えて、最大限のフッ素効果を引き出しましょう!

『この歯磨き粉どうなの?』など、ご質問いつでもお待ちしております。