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オールオン4って知ってますか??

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みなさん、こんにちは!

昭和のアイドルみたいな名称、【オールオン4(フォー)】ってみなさんご存知ですか?

今回はオールオン4について、お話していきたいと思います。

【オールオン4ってなに?】

オールオン4とは、インプラントの治療法です。

ご自身の歯が1本もない方に対して、上あご、下あごそれぞれ最小で4本のインプラントで歯を作る(上部構造はブリッジ)ものです。

顎の骨の状態によって、本数は増えることがあります。

だいたい4〜6本です。

私もまだ数例しか見た事はありません。

【オールオン4のメリット】

・最小4本のインプラント体で、12本の歯を支えることができる。
→通常は失われた歯1本に対して1本のインプラント体を埋入しますが、この治療法は身体や費用の負担を少なくすることが可能です。

・入れ歯のように、痛くて噛めない、入れ歯と歯ぐきの間に挟まるというストレスがない
→インプラント体は一度取り付けたら、生涯外すことのないものです。(メンテナンスをきちんと行なった場合です。炎症を起こして歯周炎になってしまった場合は、取り外すこともあります)

・一度に噛む場所ができる
オールオン4は12本の歯を支えるので、奥歯まで作られています。仮歯や上部構造が入ってしまえば、食事に困ることはありません。

・審美に優れている
→上部構造のブリッジは、歯ぐきの部分も含まれており、1本のインプラントの場合は歯の部分だけなので、審美的な面でも歯ぐきが痩せる心配がないです。

歯ぐきも含まれるってすごいですよね。

にっこり笑ったくらいじゃ、インプラントだなんてわからないほど自然です。芸能人の方も最近はインプラントを入れていると公言される方も増えてきていますね。

・総入れ歯と比べると、噛む力が比較にならないくらいある
→総入れ歯と比べるなんて、オールオン4をしてらっしゃる方からしたら、鼻で笑っちゃうくらいかもしれません。なぜなら、総入れ歯と違って人工ですが根があるので、動くことがありません。噛むときにずれたり、外れる心配はありません。

【オールオン4のデメリット】

・全ての歯を抜かなければなりません。
→オールオン4は健康な歯でも治療をするのならば、抜かなければなりません。

・外科手術が必要です。
→インプラントは骨に埋入しているため、歯ぐきを切ったり、骨を削ったり、手術が必要です。

総入れ歯の治療では、そんなことはしませんね。

・総入れ歯に対して費用がかかる
→インプラントは自費診療になるので、お金がかかります。総入れ歯は保険診療でも作成することが可能です。

・治療できないケースがある
→骨にインプラント体を埋入しますので、骨の量や状態が悪ければ、お勧めすることはできません。

検査をして判断しなければなりません。

【オールオン4のセルフケア】

ここが私の1番気になってたところです。

オールオン4を入れた方は、セルフケアをどうしてるのか。難しいと思うんですよ。インプラントは固定で入っていて、上には長ーいブリッジを被せていて、あごとの間に少し隙間があるから、そこは清掃してくれよということなんですけど、これ、出来る人すごいと思っていて。

要はハブラシだけじゃダメで、他にも道具を使わないときれいにはならないということです。

そしてセルフケアを怠った場合インプラントも歯周病にかかる可能性はあって、天然歯よりも早いスピードで進んでいくんです。

良い歯は入るけど、あとはあなた次第。

さて、どうしましょう。となるわけです。

①ハブラシは普通の硬さ

被せてあるブリッジが硬いので、ゴシゴシしたくなると思うんですけど、ふつうの硬さのハブラシを選んでください。

②小回りのきく大きさのハブラシが良い

奥歯の後ろまで磨けるとよいと思います。

難しそうなら、ワンタフトを買って、磨く面を使い分けるのが吉です。

③歯ぐきとあごの隙間を掃除する

ここがポイント。

ここが出来ないと、ここにも歯石がつきます。

そして歯周病になります。

歯間ブラシやインプラント用のフロスをしっかり通しましょう。ジェットフロス(ウォーターピック)もおすすめです。

2回言いますがほんとここがポイントだと思うので、オールオン4の方、頑張りましょう!!

 

セルフケアが大変かもしれませんね。

【まとめ】

今回はオールオン4についてお話しました。

審美面でも機能面でも良い歯が入るのでお薦めですが、セルフケアはより頑張らないといけません。

インプラントを入れた後のことも、しっかり患者様に説明しないといけないなと、改めて考えさせられました。

みなさんも、インプラントについて、ぜひご質問ください。お待ちしています。